あらすじ

三つ子の長女・石田木綿はジャカルタに父を残し、母を訪ねて一人大阪へやってきた。母は売れっ子の漫才作家で、妹の絹と麻はお笑いコンビを組んでいた。血のつながらない兄・一成が劇場を仕切り、芸人たちと寝食を共にすることも。ある日、麻の代役で絹と組んだ木綿は、大鳥芸能の若社長の目に留まる…。
わたしはサボテン 前編

三つ子の長女・石田木綿はジャカルタに父を残し、母を訪ねて一人大阪へやってきた。母は売れっ子の漫才作家で、妹の絹と麻はお笑いコンビを組んでいた。血のつながらない兄・一成が劇場を仕切り、芸人たちと寝食を共にすることも。ある日、麻の代役で絹と組んだ木綿は、大鳥芸能の若社長の目に留まる…。

わたしはサボテン 後編

木綿と絹と麻の三つ子姉妹は「サボテン・シスターズ」として売り出そうとする。だが一成は猛反対、木綿と大げんかに。一成は生まれて間もなく養子に出された実の兄だった。漫才作家の母は、一年契約で三姉妹の興行権を大鳥芸能に売る。デビューしてみれば人気はうなぎ上り、歌や映画にも進出することに。