雑多な歓楽街に不釣り合いに佇むレトロな「うるわしビルディング」。そのビルの各階では日々「事件」が生まれている。だが、そのビルに棲みつく探偵はその事件の謎を解かない。じゃあ、何してるんだ?
第2巻の事件現場は絡繰り屋敷、無人島、廃ビル、仮想現実世界。灰汁が強い犯人と犯行。下らなくも愛おしいその事件に、探偵がつける「美しい答え」とは!?
事件は解かないが美しい答えに導く探偵と、探偵ジャンルの知識は豊富だが事件を解けない助手。互いに不信感アリアリの二人だったが、少しずつ認め合ってきたように見えた。そんな矢先、探偵が忽然と姿を消し…?