あらすじ愛吏とひなこの放課後の密会は、徐々にその内容をエスカレートさせていく。愛吏の無茶な要求に献身的に応え続けるひなこだったが、そんな彼女のもとに「気持ち悪い 全部見ているぞ」と匿名の告発状が届いて……
主人公は、女子高生の幼馴染SMカップル。優等生で交友関係も広いSは放課後、科学実験室で大人しいMと過ごす。相手を汚し辱める悦びが描かれるが、実際の汚さ・痛みは愛らしい絵で薄まり、二人の心に入り込みやすい。 特徴的なのは、二人の日常描写に多くのページが割かれる事。 クラスでは別のグループに属する二人の「普通さ」が詳細に描かれるにつれ、放課後のアブノーマルな秘密感は増大する。そしてその秘密が「バレる」危うさと、バレた時に何が起こるかを想像せざるを得なくなる。 反転する関係性。堕ちてゆく残酷さがしんどい中、新たな「きたない君」への愛の形は、どん底の汚辱の中で淫靡に花開く。