あらすじ

戦後日本。平和を取り戻した東京を、再び炎が包む!731部隊が作り出した不死の兵団“奇兵隊”は、軍事政権の復権を画策し、GHQ、そして市民へと武器を向けるーー! 砕花と近衞は東京を守れるか!?
極東事変 1巻

1945年9月、東京。焼け野原になった街の裏側で、ある戦後処理が行われていた。731部隊による人間兵器、その残党の殲滅である。不死身の少女兵士・砕花(さいか)は、生きて自由を得るため、死神と恐れられた衛生兵・近衛勘九郎(このえ・かんくろう)を部下に、同胞殺しの任に就く。

極東事変 2巻

GHQが極秘に遂行する戦後処理。731部隊が作った不死身の生体兵器〈奇兵隊〉の殲滅作戦は、元衛生兵・近衛勘九郎と、少女兵士・砕花の活躍により順調そのものに見えたが……。終戦を否定し、日本人による軍事国家樹立を目指す<奇兵隊>の活動は、水面下で着々と進み、遂に罪なき市民までも巻き込まんとしていた。果たして、近衛と砕花は東京を守れるのか!?戦後ゼロ年、戦闘活劇! 待望の第2巻!!

極東事変 3巻

戦後日本。平和を取り戻した東京を、再び炎が包む!731部隊が作り出した不死の兵団“奇兵隊”は、軍事政権の復権を画策し、GHQ、そして市民へと武器を向けるーー! 砕花と近衞は東京を守れるか!?

極東事変 4巻

戦後日本。平和に暮らす人々を扇動し、再び戦争に駆り立てる不死身の男・玄森。得体の知れない動きをする男の牙は、ついにGHQの幹部、ジュリアにまで及ぼうとしていた。軍人にして、母。731部隊との因縁を抱えるジュリアの決断とは?!

極東事変 5巻

731部隊の実験により得た不死身の体を持つに至った将校・玄森。民衆を扇動し、「打倒米国」を掲げる民衆が、GHQを襲う。対するGHQは、近衛と砕花を中心とした少数精鋭部隊を作り対抗するが――!?守るべきもののために命をかける軍人たちを描く第5巻!

極東事変 6巻

自身を裏切った祖国に復讐するため、東京を火の海にしようと企む玄森。敵・味方の区別なく戦いを求める男を、近衛・砕花は止めることができるのか!?戦争を生き延びた兵士たちの、最後の戦いがはじまる!戦後ゼロ年、東京ノワール。著者による描き下ろしページも大充実の完結巻!