ゲイ(同性愛)×DV(家庭内暴力)×風俗…色々な事情があり特殊な業界<ゲイ風俗>へ飛び込んだ「もちぎ」、様々な人たちとの出会いと別れを繰り返すなかで学んだ経験を詰め込んだ一冊。SNSに投稿した漫画「母ちゃん、ゲイに生まれてごめんなさい」が話題となり、現在Twitterフォロワー41万人以上&pixivコミック月刊総合ランキング1位獲得!!衝撃の本作が描き下ろし漫画を加え、ついに書籍化。ウリセン?LGBT?セクシュアリティ?聞き慣れず複雑そうな言葉が多く並んでいるけれど…どれも他人事ではなく“自分事”になり得る話ばかり!?―だから共感の声、続々!
今やTwitterでのフォロワー数が48万人を超える人気者のもちぎさんによる、主にゲイ風俗で働いていた時の体験などの半生を綴ったエッセイマンガです。 19歳でゲイ風俗で働いていた頃の透徹した思考と言動がとても未成年のものとは思えず、本質を突いていて魅力的です。そんなもちぎさんよりも更にある意味上手なボネ姉の「付き合ってなくても向き合ってはいるの」といった名言の数々も忘れられません。 しかし、その早熟の裏には非常に辛いことが多かったであろうことも察せられて胸が痛みました。その一部は克明に描かれていますが、毒親から理不尽な扱いを受け死にたいという想いを抱きながらも乗り越えたもちぎさんが、今現在は田舎で穏やかに生きているのだということが個人的にはとても救いになります。 人生を生きる上で大事なことが詰まっている一冊です。