あらすじ

「せんせい」…宮本まりん。中学3年生。同級生から金品を要求されている。新任の男の先生はきっと気付かない…と思っていたが、まりんの様子をしっかり見ていた人だった。まりんの中に希望と勇気が芽生えていく。「指先のモメリー」…好意を寄せていた同級生が亡くなってしまった。悲しみの中で由唯はネットで知り合った男に利用されそうになる。そんな時、彼が残した言葉を見つけて…。「クラスメイト」…両親が離婚し、父と暮らす美優。学校で浮いてしまっている美優に声をかけたのは、似たような家庭の莉香だった。母に会いたい美優。親身になってくれる莉香だが、信用しきれない美優だった…。(講談社ザ・デザート掲載作品集)
いしかわまみ短編集1巻

「やがて春の日ざし」…孤独な桜華が出会ったのはハーフの青年。支えあおうとする二人の物語。「あなたを忘れない」…ひどい父親に復讐したいと思う唯香に「援交しない!?」と声をかけてきた男、岡崎。けれど彼がする事はまるで小さな子供を扱うようだった。やがて岡崎の秘密を知る唯香だった。「思い出のむこう側」…家庭教師に行った先で唯香がであったのは岡崎の娘。問題児と言われている未来に、唯香は…?(講談社「ザ・フレンド」と「ザ・デザート」掲載の作品集)

いしかわまみ短編集2巻

「圭兄ちゃんの手」…隣の圭兄ちゃんは優しくてあたたかくて大好きだった。でも彼女が現れて、真由の心は乱れていく。「片翼を抱きしめて」…アニメーターになって数年。仕事が楽しくてしかたない涼子に病魔が。病院で出会った子との約束を果たすべく、涼子は最後まで働くことを決意する。「美樹の長い夏」…おばあちゃんが認知症に。おむつを買ったところをクラスメイトに見られて笑われて、自分ばかりが何でこんな目に?と思う美樹。唯一の心の支えは幼馴染の和臣だった。(講談社ザ・デザート掲載の作品集。*執筆当時は「認知症」を「痴呆症」といっていたのでそのまま掲載しています。)

いしかわまみ短編集(3)

「せんせい」…宮本まりん。中学3年生。同級生から金品を要求されている。新任の男の先生はきっと気付かない…と思っていたが、まりんの様子をしっかり見ていた人だった。まりんの中に希望と勇気が芽生えていく。「指先のモメリー」…好意を寄せていた同級生が亡くなってしまった。悲しみの中で由唯はネットで知り合った男に利用されそうになる。そんな時、彼が残した言葉を見つけて…。「クラスメイト」…両親が離婚し、父と暮らす美優。学校で浮いてしまっている美優に声をかけたのは、似たような家庭の莉香だった。母に会いたい美優。親身になってくれる莉香だが、信用しきれない美優だった…。(講談社ザ・デザート掲載作品集)