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2000年5月、“電子書籍”がまだまだ目新しく、人々にとって身近なものではなかった時代に、とある会社が産声を上げた。イーブックイニシアティブジャパン――電子書籍の制作・配信会社である。設立はしたものの「マンガをデジタルで読む?まだそんな時代ではない」そんな周囲の反応もさもあらんという、業績の上がらない日々。当然、作品もなかなか集まらない。さらに、夢なかばにして仲間たちは去っていく……。しかし、事業の発起人の一人である鈴木雄介(現会長)はいつでも前向きであった。「必ず電子書籍の時代は来る。いや、もうそこまで来ている!!」そして、その予見通り電子書籍の時代はやって来た!イーブックイニシアティブジャパンの歩んだ、決して平坦ではないでこぼこな13年間を関係者インタビューを基に振り返り、電子書籍業界の黎明期から現在までをマンガでわかりやすく描いたこの1冊――これまでイーブックイニシアティブジャパンでともに市場を創ってきた仲間たちと、夢を実現したい全ての人々に捧げます。≪※本書の目的は、イーブックイニシアティブジャパンの社史と関係者のインタビューに基づき電子書籍業界の黎明期から現在までをわかりやすくマンガで説明することであり、その内容にはマンガ的デフォルメと一部フィクションを含んでおります。≫