時を超える永遠の「相棒-Buddy」 死の深淵からも蘇り永遠に生きる、人間を凌駕する生命。 ヒトの体内に眠る特別な遺伝子、奇跡の不老不死の因子を覚醒させた「凌駕血統リンブラッド」を継ぐ一族の直系の末裔・刀薙凌牙。 彼は、人間の能力を超越した体力、精神力、運動能力、五感などを有するが、遺伝子の覚醒が不完全な為、再生の度に記憶を失くし、不死身を保てなくなる時期という明確な弱点を持つ。 そして凌牙と血族は違うが同じ遺伝子を完全に覚醒させ世紀を越えて生き抜いてきた能力者・城旅風(セイン・ルフェン)は永遠の命でありながら普通人以下の華奢な身体を精神感応力で支えて生きている。 人類に遺伝子異常の病が広がり、繁栄と衰退が同時に進行している時代、絶対の絆で結ばれた相棒同士は二人組の総合請負業として、彼らのクライアントになった、花露香(フォア・ルゥシアン)という名の、一人の少女と出逢った。
不死の遺伝子を受け継ぐ刀薙凌牙。不老の遺伝子を覚醒させた城旅風。リョーガとセインはいわゆる人類の変異種である。 遺伝子異常の病気が増加し、人類という種が絶滅の危機にある時代、二人が出会ったごく普通の健康な少女・花露香は過去世で凌牙と恋人であったという記憶を持つ。 彼らを理解し心から愛する彼女は、やがて二人にとって大切な存在になっていく。 未来永劫に繁栄したはずの凌駕血統(リンブラッド)を継ぐ一族を絶滅させた避けられない弱点「呪齢期」がその末裔・凌牙にも巡り来る。 完全な死からも蘇生し、欠損した肉体をも再生させる、驚異の遺伝子が全て休眠するこの時期は、免疫力も回復力も皆無となり、死すれば二度と生き返れない。 凌牙の生と死を幾世代も見守り続けてきた永遠の相棒・城にも、凌牙の「血の呪い」には、なす術は-何も無いのだ…。
不死の遺伝子を受け継ぐ刀薙凌牙。不老の遺伝子を覚醒させた城旅風。リョーガとセインはいわゆる人類の変異種である。 遺伝子異常の病気が増加し、人類という種が絶滅の危機にある時代。 総合請負業を営む彼らと出逢い秘書となった花露香は、今や二人にとってかけがえのない存在である。 恋人同士だった過去世の記憶が蘇りやがて凌牙とフォアは互いに愛を育み始める。 フォアとの愛を守るために、不死の遺伝子の解明のため、献体としての実験に耐える凌牙。 一方幾世代にも渡って生き抜いてきたセインには、今なお重い心的外傷となって残る「育ての親」の記憶があった。 その悪魔の科学者の子孫であり、過去のセインの細胞サンプルと情報を受け継ぐ不老不死研究者が、彼らの住む居住区に転属されてくる。 不老薬の開発のため違法なクローンを作ろうとするDr.スターは、あろうことか健康な女性であるフォアに目をつけた。 因果を断ち、愛するものを守るための、彼らの命を賭した闘いの行方は…。