あらすじ

金星に氷の惑星が衝突して、厚い雲のベールに覆われていた世界が一変した。人類が金星の大地に足跡を成して約70年。移民団も四世の時代になると生きる目的を見失う者が出始め、退廃ムードも漂っていた。ヒロキ・セノオもそんな時代に流されるひとりだった。
ヴイナス戦記 1

金星に氷の惑星が衝突して、厚い雲のベールに覆われていた世界が一変した。人類が金星の大地に足跡を成して約70年。移民団も四世の時代になると生きる目的を見失う者が出始め、退廃ムードも漂っていた。ヒロキ・セノオもそんな時代に流されるひとりだった。

ヴイナス戦記 2

金星が人類を受け入れ、移民団が足跡を大地に成して約70年。移民団の子孫の中には、生きる目的を見失う者もいた。ヒロもそんなひとりで、青春をバイクゲームに費やしていたが、イシュタルとアフロディアの自治州の戦いに巻き込まれ、戦場を駆けめぐる……。

ヴイナス戦記 3

金星に人類が入植してから約70年。イシュタルとアフロディアの戦いは終結して、イシュタルでは現執政と軍司令の政権争いが激化していたが、ある男の陰謀によって両者が暗殺。イシュタル軍の若き准尉マティウ・シム・ラドムも、その陰謀に巻き込まれていく。

ヴイナス戦記 4

イシュタル軍参謀少佐ダングバルト・ラドーは、暗殺された執政・レーベンドルフの未亡人であるグートルーネと結託してヴイナス(金星)全土を牛耳ろうとしていた。イシュタル軍親衛隊元准尉のマティウは最愛の人・ルイザの仇を取るべくラドー打倒を決意する。