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33歳のOL、小山美沙は焦っていた。もう6年もつきあっている28歳の彼氏・一樹がいるのだが、一向に結婚してくれようとしないのだ。設計の仕事もまだ勉強中の身だし、あまり恵まれなかった家庭の事情もあったりしてその気になれないという。それでもなんとか美沙の田舎の実家まで父親に会いに来てくれたものの、それは「お嬢さんと結婚したい」ではなく「結婚する気はまだない」ことを宣言しに来たにすぎなかった。ついに業を煮やした美紗はお見合いパーティーに参加し、吉沢というなかなか堅実そうな男と近づきになるのだが、後日一樹と一緒にいるところを彼に見とがめられてしまい、あえなく縁はなかったことに。そして美沙は、こうなったらやはり何としても一樹と結婚せねばと、ある作戦を実行に移すのだった……。(※本コンテンツは合冊版「人生の選択を迫られた女たちVol.1-2」の内容と重複しています。ご注意ください)