家族は「わかり合えない」それでも、隣にいることができる。漫画『コスモス』が描くもの
ハフポスト
子どもの頃、大人はもっと「大人」だと思っていたし、父親は「お父さん」で、母親は「お母さん」でしかなかった。 でも、実際には、30年と少しの齢を重ねて、一児の母になった私は今でも、迷って揺れて、完璧ではない、未熟な自分のまま。もちろん何かを失って何かを得て、変わってはいるのだけれど、あの頃想像していた「大人」や「お母さん」とは少し違う気がする。 ...
家を出た母親。気落ちする父親。それでも日常は静かに、またにぎやかに回っていく。思考する小学3年生・花さんが見た家族や親族、クラスメイトたちとの日々。業田良家・石塚真一・浅野いにおの各氏も絶賛する光用(みつもち)千春、待望のデビュー単行本。連載分に新たなエピソードを描き下ろして収録。