時は幕末――ただ一人、あけおを従者に選び、愛する弟の許から姿を消した吉弥。「あけお…俺の棺になってくれないか」あけおと愛し合いながらも、「お前の全てを描きたい」と誘う絵師・絵金の求めに抗いきれず、激しく抱かれてしまう。狂気の果てに美しい舞を見せた吉弥が、最後にあけおに手渡したものとは……。
時は大正、帝都裏町歓楽街──通称「魔窟」。男娼館「G」で生活のため、男をたらし込む彰彦の心は、常に空虚だった。そう、「先生」に出会うまでは──。画家の「先生」は彰彦に対しても屈託なく接してくれる、かけがえのない存在。そんな二人を取り巻く人間模様──羨望、嫉妬、憎愛──は、時代とともに不穏に蠢き始めるのだった──。
義父から日常的に性的虐待を受けていた小泉叶多(こいずみかなた)は、亡き父の親友である学園長・須賀による手引きで、全寮制「桐ケ丘学園」に転入する。新しい日々に期待する叶多だったが、生徒会長・須賀悠哉(すがゆうや)からの呼び出しを受け――? 携帯小説サイト・モバスペBOOKにて大人気の小説「いつか雨が上がったら」を、橘エイカが流麗な線で過激さたっぷりにコミカライズ!
お屋敷に派遣された家庭教師の先生は、頭も良くて性格のキツイ生徒・春樹にたじたじ。けれど両親が不在で淋しいのに、強がる春樹が気になって仕方ない。遊びに連れ出すうち、だんだん春樹がカワイクみえてきた先生の、その想いの正体は!?俺だけに懐いて欲しい…ツンデレ黒猫ちゃんな春樹と先生のハートフルラブ!その他、お笑い芸人、風鈴職人、リーマン、幼馴染が登場する、ピュアなラブがぎゅっと詰まった短編集。
時は幕末――ただ一人、あけおを共に選び、愛する弟の許から姿を消した吉弥。あけおと穏やかな日々を送りながら、たどりついた先で出会った絵師・絵金から、吉弥の秘める闇をさらけ出し、絵に閉じ込めたいと迫られる。あけおと愛し合いながらも、妖しく誘う絵金の求めに抗いきれず……。吉弥に取り残された弟・葵の短編も収録。
時は大正、帝都裏町歓楽街──通称「魔窟」。男娼館「G」で生活のため、男をたらし込む彰彦の心は、常に空虚だった。そう、「先生」に出会うまでは──。画家の「先生」は彰彦に対しても屈託なく接してくれる、かけがえのない存在。そんな二人を取り巻く人間模様──羨望、嫉妬、憎愛──は、時代と共に不穏に蠢き始めるのだった──。著者待望のBL時代大河浪漫、満を持して登場!
要らねえ命なら俺が貰う――。難破船から積荷と共に一人の青年を拿捕した海賊・朱夏(シュカ)。名前も、生きる気力さえも持たない謎の青年は、自らをアマガツ――身代わり人形――と名乗る。そんな彼にいつしか惹かれ、「名前」を贈る朱夏。彼――燦(サン)の数奇な過去とは?そして笑顔で生きるために、成すべき事とは――?※松文館のコミックスを分冊しております。
舞台は明治、開化の燈りもまだ射しきらず、幕末の帷も残る頃。月針亭――さすらいの彫師・葵の元を日夜訪れる人々。背中に刻んだ万感たる想いは、男たちの愛憎模様――。