菊川竣は抜群のプロポーションとクールな美貌の人気モデルで、タレントとしても注目されている。仕事仲間と訪れた銀座のダイニング&バーで、偶然会った元野球選手でスポーツキャスターの春日井隆典と意気投合する。だが、迸るような情熱を真っ直ぐにぶつけてくる春日井に対し、過去の苦い経験を引きずっている菊川は想いには応えられないと揺れ始める心から目を逸らそうとする……。限定配布されたショートストーリーが付いた電子限定版♪※本文にイラストは含まれていません
商社マンの安曇野伶一は、出世コースにいる恋人の片岡真佐幸が謂れなき中傷で窮地に立たされた時、自らの保身のため彼を見捨ててしまった。それでも土砂降りの雨の中、片岡の愛を失い熱く苦い涙を流した夜を安曇野は忘れられない。そして3年ぶりに音信不通だった片岡が経営するジャズバーで、偶然再会した安曇野は彼に謝ろうとする。だが、片岡はそんな安曇野を乱暴に陵辱して……。※イラストは含まれていません
バーテンダーの伊澤京弥は、店の常連客で老舗呉服屋の御曹司・鴻ノ池悠仁に恋心を抱いていた。募る想いに夜ごと、悩ましい妄想までするようになった京弥は、店で二人きりになった晩、思いきって告白する。酔っていた悠仁は京弥にキスをするが酔いつぶれ、翌朝、目覚めたときには何も覚えていなかった。心に余裕のない京弥は、前夜の責任をとってつき合ってくれと悠仁に迫るが…!?※イラストは含まれていません
月琴奏者として、憧れの宮廷楽師へ仲間入りを果たした稜華。緊張するあまり、初めての御前演奏で失敗してしまう。若くして皇帝となった繰慶は、かつて楽師養成所で共に学んだ仲であり、失敗を彼にからかわれた稜華は思わず口答えしてしまう。しかし、そんな態度を怒られるどころか気に入られ、稜華はご褒美として彼の妃にされてしまう。それ以来、昼となく夜となく繰慶から愛される稜華だけど…?
巨万の富を持つ実業家ヴィンセントと婚約中の伯爵令嬢アリシア。巧みな指先、蕩けるような舌遣い。甘い愛撫によって目も眩むような快感に……。溺愛してくれるのに、最後までは抱いてくれない。なぜ?爵位目当ての婚約だから?さらにはほかの女性との密会を目撃してしまった。もう私は愛されていないの!?絶望して別れを告げたアリシアが、彼から告げられた意外な言葉とは!?
海賊ラーイドに連れ去られた王女エミリアーナ。逃げ場のない船上で、彼は絶対権力者。強引に口づけられ、淫らに触れてきて……。感じては駄目――私は誇り高き王女、海賊のモノになどならない!抵抗するも彼は「おまえを俺の妻にする」と宣言!欲望だけでない証として、エミリアーナが自分に惚れるまで処女を奪わないと約束。本気で私を愛しているの!?超ハード海賊ロマンス!
メイドの私が海運会社社長の「婚約者」として豪華客船に乗り込むことに!?船上で繰りひろげられる華やかな世界――ダンディ紳士から受ける甘い口づけ、繊細な愛撫。溺愛され羨望のまなざしで見られる私は、まるでシンデレラのよう。だけど彼との間には年齢差も階級差も――きっと船上だけの愛。捨てられる不安から去ろうとした私を追って大富豪は囁く「愛に歳の差など関係ない」と。
パリに留学中の優斗は、高級ジュエリーブランドオーナーのリュカから、新作ジュエリーのモデルになって欲しいと迫られる。リュカの美貌と迫力に、つい引き受けてしまう優斗。麗しさを引き出すリュカの技によって、可憐なモデルへと生まれ変わる優斗はジュエリーとイメージがぴったりだと、求愛も受けて。リュカから跪いてキスを受けると、心が蕩けて甘い世界に翻弄される。だけど、リュカの大切な作品を自分が台無しにしてしまうのでは、と不安で押し潰されそうになって…。
勤務先の会社が倒産し、ペットショップでアルバイトをしていた千裕の前に現れたのは、売れっ子の美形恋愛小説家・桐嶋玲音。大きな猫を10匹も飼っている玲音に見初められ、千裕は世話役として彼の屋敷に住み込むことになった。猫好きの飼い主と猫たちと、楽しく暮らしていたが、玲音の裏の顔は実は官能小説家!千裕は、立ち入り禁止の秘密の部屋に入ってしまったために、大量に置いてあるアダルトグッズでお仕置きされてしまって…!?
カメラマンの和隆が撮影旅行中に出会ったのは、古城の主・ルーファス。「絶対服従」を条件に城の撮影を許可されたが、彼が求めたのは和隆のカラダだった───!類まれなる美貌をもつルーファスは、和隆を押さえつけ、従属を強要する。執事の秋庭にまで拘束の手伝いをさせ、革ベルトで繋ぎ、地下牢に閉じ込めるのだ。そして和隆は、生理的な欲求に耐えられず、懇願の言葉を口に乗せてしまう。しかし、同じ時間を共有するうちに、純粋で真摯な一面も見せるルーファスに戸惑いを覚え…。
古城の維持費に困窮した若き城主・テオドールの借金の肩代わりを申し出てくれたのは、常連客でアンティークショップの経営者・蜂須賀。不本意ながらも好意に甘えてしまったテオは、その夜、礼を言いに蜂須賀の部屋を訪れる。しかし、些細な言い合いから、「その身体で支払うとでも?」と融資と引き換えの条件を出された。憧れていた優しい彼が豹変し、ひどい言葉でテオを詰り身体を要求してきて…。取引に逆らえない自分を許せなく思うも、身体は快楽に溺れていく…切ない服従愛。
「オーナーのために人間になる!」 のどかな田舎のペンションに、バイト募集でやって来たタロウは高校生ぐらいの男の子。その正体は、ペンションオーナーの北城が助けた子ダヌキだった! 人間界のことは何もわからず、掃除機の音にへっぴり腰になりながらも、恩返しをしたい一心でペンションの仕事を頑張っているタロウ。夜はひとり寝が恐いと北城のベッドに潜り込むが、ある夜、雷に驚いて耳としっぽが出てしまって!?
仕事以外は一切だめだめな翻訳家・篠宮は、ずっと自分の世話を焼いてくれている鷹澤が大好き。格好よくて優しくて、仕事もできるイイ男。でも……両想いのはずなのに、どうして触ってくれないの? こっちはいつでも準備万端なのに――そんな中、篠宮が偶然手に入れたのは、即効性の媚薬入りお菓子! これでようやく鷹澤とHできる♪ 計画は成功し、待ち焦がれた初体験――想像を超える快感に、戸惑いと幸せを感じる篠宮だったが…!?
「俺の下でどう啼くのか―――見てみたい」バーのオーナーをしている天海は、恋人を亡くしてから恋愛とは疎遠の日々を過ごしている。頻繁に店に訪れる探偵・杉崎に口説かれ続けても、酔った客の冗談だろうと笑顔であしらっていた。第一、彼と自分とではどうもなりようがない。――いくら魅力的な男だろうと。天海も杉崎も、相手を「抱きたい」側だからだ。それなのに「試してみればいいだろう?」と杉崎は強引に押し倒してきて……!?
初対面は、最低最悪。有名グリーンコーディネーターのもとで働く見習いの悠吏は、仕事先のホテルの支配人・小笠原和磨が気に食わない! 横柄な態度につい噛み付いてしまうが、小笠原の自宅マンションをコーディネートすることになり……。しかし、小笠原は打ち合わせの最中、突然キスをしてきた! 押し倒され、イカされてしまった悠吏は、もう二度と小笠原に会わないと誓うけれど、何故か彼のことが頭から離れなくて――。気の強い猫のような悠吏と、傲慢な小笠原。「嫌い」は「好き」に変わるのか?
若くして天才パティシエとして名高く、しかもその美貌でも人気を集めている青葉。ある日、スイーツの甘い香り漂う青葉の店には似合わない客がやってきた。スーツをびしっと着こなす大男が一人。大企業の社長秘書だという彼・凜太郎は、なぜか青葉を気に入り、ことあるごとに口説いてくる。甘く愛の言葉をつむぐ凜太郎に、はじめは嫌悪感を抱いていたが、不思議とほだされかけてきてしまい……。でも急に押し倒してくる強引な凜太郎のアプローチに青葉は……!?
新人アナウンサーの英俊は、料理番組のアシスタントに抜擢された。講師としてやってきたのは、料理学校に勤める花房亮一郎。華麗な身のこなしと少々気障な挨拶で奥様方を虜にする亮一郎だが、実はゲイ。過剰なスキンシップに眉をひそめつつ「俺に下心があるのか」と英俊が問うと、甘い言葉で口説いてくるのと同時に腰を抱かれ、唇を奪われた……! 新人アナウンサーは美形シェフに料理されてしまうのか?
くまのエプロンが似合い、童顔で優しく、園児にも大人気の麻己先生。大好きな幼稚園での仕事に幸せを感じていたある日、幼稚園を経営する寺の次男で幼馴染みの伽正と再会し、迫られてしまい大困惑! 恋愛経験が乏しくHも未経験の麻己はアプローチに戸惑うものの、びっくりするほどいい男に成長した伽正にドキドキが止まらない!? 触れられても拒めず、気持ちよくなってしまい……年下男の本気に振り回される、純粋で天然な麻己先生の恋の行方は――?
「俺のために朝食を作ってくれるか?」料理屋を営む那幹(なみき)は、昼にはオフィス街の出張弁当屋もやっている。客で偏食家の津多夏彦(つだなつひこ)が気になり、なんとか美味しいものを食べさせてあげたいと料理の工夫をしていたところ、いきなり告白され、同居を持ちかけられてしまった……! こんなに尽くそうと思うのは、自分も彼のことが好き――? 勢いで申し出を受け入れてしまった那幹。実直だけど突飛なところもある津多と、たどたどしくも同棲生活をスタートさせるけれど、熱い告白とはうらはらに、津多は一向に手を出してこなくて……?
恋の百戦錬磨を自負する獣医の都築(つづき)は、ある日クリニックにやってきた16歳も年下の二宮大祐(にのみやだいすけ)に、突然告白されてしまった! 大人の余裕であしらっていたけれど、彼の情熱に引き込まれるようにカラダを開き、拙くも官能的なセックスに溺れそうになる。こんなに年の差のある相手に……と後悔し、大祐が自分にこれ以上近づかないよう酷い言葉を投げつけるが、それでも彼は素直に「好きだ」と口にしてくる。場数は踏んでいるのに本気で愛されたことのなかった都築は、年下の情熱に翻弄されて……。
夜景を見ながら、幾度となく繰り返される情事――その行為に、愛はないはずだった。…「契約愛人」だから。ファッションブランドの社長・ジュリオの秘書をしている晃継は、昼間は実直な秘書、夜はジュリオとベッドをともにする愛人だ。しかし、他の男たちへの関心を隠そうとはしないジュリオの惚れっぽさに、なぜか晃継は不快感を覚えるようになり…。彼とは、金だけの関係。彼を愛してしまったらこの関係は終わってしまう――。嫉妬に焦がれる大人のかけひき――身体から始まるアダルトラブ。
高級マンションでワインを飲み、ベッドへ―― わかってる、彼とは「セフレ」…。モデルのマネージャーをしている遥佳は、別事務所社長・奈良橋漣と週末ごとに身体を重ねる仲。しかし、奈良橋は遥佳も憧れていた元トップモデルで交友関係も派手。セフレの領分を超えまいと、遥佳は好きな気持ちを打ち明けることができずにいる。――捨てられるのは怖い、でも捨てられるなら自分から離れてしまいたい。思い悩む遥佳は…。大人の恋のすれ違い―― 洗練された男たちの不器用なアダルトラブ。
田舎でペンションを営む佑也は、明るくて可愛らしい働き者。二十数年恋もせずに育ってきたが、都会からやってきた陶芸家・矢津川多門に心惹かれた。しかし矢津川は寡黙で気むずかしく、人を寄せ付けない。真っ白な飼い犬だけが彼の癒しだと思っていたら、パトロンだという人物には心を許しているようで…。田舎の青年は初めての恋に戸惑い、人嫌いの大人は純真な若者に戸惑う。アンバランスなアダルトラブ。
食品会社の研究所に所属する伊吹は、トマトの品種改良のため、山間部にある農家を訪れた。農家の長男・大迫太陽は、明るく純朴な好青年。好意を持った太陽に真正面から迫られ、振り回されて疲れる伊吹だが、次第に惹かれてゆく…。