筋肉が萎縮していく「進行性筋ジストロフィー症」という難病を幼くして発祥し、20歳まで生きられないと医師に宣告された早野香寿代。しかし彼女は、家族や先生など、周囲の人々に支えられながら強く生きていくのだった。ある日、訪問教師に詩を書くことを勧められた事がきっかけに、香寿代は世界が広がるのを感じていた――。家族に支えられながら難病とともに生きていく絆の物語。
難病と共に歩み、入院から十数年……筋ジストロフィーを患うあかねは、ありのままで自分を受け入れてくれる新人看護師の鼓太郎に恋を抱く。ふたりの隔たれた壁は高く、そして愛と病という荷を分かちあったふたりが辿りつく結末は――病院という世界で芽生えた小さな愛のお話。
両親が亡くなり、大病院という家に住んで10年が経つ27歳の神田あかねは、筋ジストロフィーという難病で、現在の体重は25キロ。明るく健気に生きる彼女は、周囲の人々も元気にさせる。ある日、あかねが外出から病院に帰ると、22歳の新人看護師、山城鼓太郎が待っていた。山城を見たあかねは、昔好きだった男性を思い出して…。
子煩悩な両親のもとに生まれ、優しい二人の姉に囲まれて幸せな香寿代。しかし、歩きはじめたのが1歳を過ぎた頃で、その歩き方もどこかおかしいと母親は心配する。そして、はしかにかかった直後、香寿代は歩けなくなってしまった。絶対に治してみせると誓う父親だが、医師の診断は筋肉が萎縮していくという難病、進行性筋ジストロフィー症だった…。愛情あふれる家族を描いた感動巨編!!
「20歳までしか生きられない」――1歳の時、進行性で治る見込みのない難病“筋ジストロフィー”を発症し、20歳まで生きられないと医師に宣告された早野香寿代(はやの・かずよ)。「いつ死ぬんだろう」という恐怖と「その日が来る前に死のう」とあきらめにも似た感情が襲うなか、自分で自分のいのちを断つ怖さと、自殺した後の母への思いが彼女を死に走らせなかった。そして「このままでは生き地獄だ」という遺書を残して自殺した中学2年生への思いが「もてあそばないで」という詩に結実する。いじめられる方もいじめる方もいのちをもてあそばないでほしい――彼女の詩に込めた思いは数多の共感を生んでいく。早野香寿代の創作した詩の内容をエッセイにし、漫画化したシリーズ第1弾!!