武田 京子(たけだ きょうこ)
武田京子 (評論家)(1933年 - )- 女性問題についての著作などがある評論家、元編集者。 武田京子 (漫画家)(1940年 - )- 『さぼてんとマシュマロ』、『命けずりぶし』などで知られる漫画家。 女優・高橋靖子が東映京都所属時代に使っていた芸名。
心の中では愛しあいながら、お互いへの思いやりから、「好き」のひと言がいえない史郎(しろう)と基子(もとこ)。血のつながりはなくとも、姉・弟と言い交わす二人には、愛の言葉はあまりにもつらい。やさしさゆえに苦しむ二人の愛のゆくえは!?
主人公は、念願の助産婦になった24歳の伊東葉子(通称ハコ)。総合病院の産婦人科病棟の助産婦としてスタートをきった彼女は、わがまま妊婦さんやワケあり産婦さん、それに突然の帝王切開、未熟児出産、立ち会い分娩トラブルなど、思わぬ局面に右往左往しながらも日々成長していく。先輩助産婦や恋人に支えられながら、新しい生命の誕生を見届ける仕事に喜びを実感する。
武田京子の代表作『命けずりぶし』、ついにデジタル版が登場です! 江川桂子と建石千秋は幼なじみ。ふたりは心の中で相思相愛だった。しかし、千秋は心臓病のため、桂子との恋をあきらめようとする。そんな千秋に近づいてきたのは畑中義子。ある日、千秋に嫌われていると思っていた桂子の家へ、「公園で待ってる」と千秋からの手紙がきて……。物語は衝撃のラストへ向けて動き出す。
伊藤真理子は17歳。定時制高校に通いながら、三光出版でアルバイトとして勤務している。一流の編集記者になることを夢みているが、いつも失敗ばかりで、くじけるそうになることも。そんな真理子のまえに現れたのが、同じ出版社のカメラマン・伊藤仁だった…。1970~71年にかけて『週刊セブンティーン』(集英社)に掲載され、日本テレビ系列でテレビドラマ化もされた武田京子の名作。
人気歌手・クーリィこと久里木洋子は、新人賞を狙えるほどの実力を持っていたが、突然、芸能界から姿を消す。そんなある日、クーリィの従姉妹・弓子は、街で偶然、クーリィのバックギターを務めていた扇田を見かけ、後をつける。そして、強引にクーリィに会うことに成功する…が、彼女は内緒話程度の声しか出せず、歌を唄えなくなっていた…。だが、マネージャーの唐島は、顔や体型の似ている弓子の歌を聞くと、クーリィの身代わりが出来るのではと考え、懸けに出るが…!?
お人よしの智子は、友人・五月の頼みで、一方的な婚約解消を告げに五月の婚約者・さとしの家へ。しかし、さとしやその母親の温和な人柄に触れ、婚約解消をなかなか切り出すことができない…。繊細な男女の恋愛感情が描かれた表題作のほか、沖田総司の青春を描く異色時代劇「星影の人」、社内恋愛の悲哀がテーマの「甘い鍵、苦い鍵」などを収録。
小さなマネキン会社だが、デザイン部に桂木クニ子が入社してから急成長。仕事一筋のクニ子は、同じデザイン部の主任・定岡い思いを寄せていた。しかし定岡は、12歳も年上の妻子持ち。ふとした瞬間に、想いを告げるようなことを口走ってしまったクニ子だったが、定岡は気にも留めていないようで…。そんな時、クニ子はコンビニで出会った貧乏劇団員の若い男・正典とあっさり関係をもち、部屋に泊めてしまう。別れようと思うクニ子だが、そのままズルズルと…。(3年目)など、全4作を収録。
ワタルのアパートの隣人は、物真似の得意なひょうきんなお爺さん。実は彼は往年の大コメディアン・マダムメイだった。彼が恋人だとふざける少女は実は娘のめい。めいはわたるに淡い恋心を抱いていた。そんなめいに、ひょんなことから女優デビューが決まって…!?