美大の授業がきっかけでどんどん仏像にはまっていく様子が、あんまり興味なく読み始めた自分と重なってどんどん引き込まれていく。京都や奈良はよく行ってたが、完全に大事なところを見落としてるな〜。知識だけじゃなく人生と繋がっているのが良かった。絵も上手い。
日本の昔の美術ってなんか地味で暗くてかっこ悪い…長らくそう思っていたが、その理由はやはり冒頭で話している通り、そもそも日本には「美術」という概念がなく、むしろ工芸に近かったからだろう。そしてその地味で暗いものにも歴史があり、ドラマがあり、ある時代の考え方や生き方を知る手掛かりが刻み込まれている。特に高村光雲の『老猿』は実物をみたくなった。
美大の授業がきっかけでどんどん仏像にはまっていく様子が、あんまり興味なく読み始めた自分と重なってどんどん引き込まれていく。京都や奈良はよく行ってたが、完全に大事なところを見落としてるな〜。知識だけじゃなく人生と繋がっているのが良かった。絵も上手い。