大北 真潤(おおきた まひろ)は、日本の漫画家。 2011年より『大北紘子』名義にて『コミック百合姫(一迅社)』で読み切りを中心に作品を発表。 2012年、講談社『アフタヌーン四季賞 2012年冬』で準入選。 『Good!アフタヌーン』(講談社)にて、2017年10月号から2018年8月号まで『大北真潤』名義で「楽園の神娘(クロリス)」を連載。 『ヤングキングアワーズ』(少年画報社)にて、2019年4月号より「夜明け前に死ぬ」の連載を開始。
家政婦として紹介されたお屋敷の主は、個性豊かなイケメン四兄弟!「君に家事以外でお願いしたいことがあるんだ――」兄弟たちに頼まれたのは、彼らの社会勉強のため、お屋敷の“女主人”として振る舞うこと。だけど初日から、肉食系な次男にバスルームで襲われちゃって――「すっごいぬるぬるしてきたんだけど、どうしてかな?」「だめぇぇっっ!!」こんなんで、私これからいったいどうなっちゃうの…!?
「君の症状、俺が治してやるよ――」男性恐怖症のユイが、悩みを克服するために訪れた怪しいクリニック。女医さんを希望してたのに、ヒゲのイケメンドクターが担当に!治療と称して恥ずかしい問診をされたり、敏感な部分を下着の上からコスられたり…。男なんて大嫌いなのに、なんでセンセイにされてると、気持ちよくなっちゃうの…?回を重ねる内にエスカレートしていく、ドクターの診療。こんなんで本当に男の人が怖くなくなるの!?
リサは田舎から出て都会の女学院に通っている女の子。 帰省して実家のホテルを手伝っていると、見た事もないようなお嬢様が“父親”に伴われてやってくる。 一緒に遊ぶうちに、自分より何もかもが恵まれているような彼女に、妬ましさや様々な想いをぶつけてしまうリサ。 だが、ある秘密を打ち明けられて──。 衝撃的な展開に瞳目せざるを得ない表題作『月と泥』。 他にも、かつて同士として軍役に就いていたが、今は国賊とし捕らえられた側の笹島と、捕らえた側の具同の心震える物語、『六花にかくれて』、“かわいい”で繋がる、女の子同士の共通項に馴染めない女子高生を描く『好きの海の底』、冴えない30路OL×仕事人間?『しあわせにしてほしい』…等々、女子ならではの奇麗さと相反する汚さ… 複雑な想いを鋭い筆致で描く著者ならではの作品集。 百合の世界は一筋縄ではいかないことばかり。
極端に男性の出生が減少した世界。女性たちは貧富・身分の差から、子供を産み育てられる身分と労働に従事することで一生を終える身分に大きく分けられていた。姫に仕える恋塚は、叶わぬ想いを胸に秘めて生涯を終えようと思っていた。姫の隣国の女王への輿入れが決まるその日まで。傲慢で、冷酷な女王に人身御供のように嫁ぐことになった姫は、それでも恋塚に頼ることはなかった。人形のように孕まされる役目を負った過酷な姫の運命を案じ、婚姻記念式典の日恋塚はある計画を実行する-。女と女の世界を描く「Vespa」と思春期少女のセカイと未来を描く「インソムニアガール」を収録した、渾身の作品集。
生殖機能を取らない限り、死に至る。そんな女性のみがかかる伝染病が蔓延する世界。血を残すため、病に冒されたままの貴族の少女に仕えるメイドの選択とは……。表題作「裸足のキメラ」をはじめ、教会を装った娼館での少女娼婦達の物語、田舎町での幼馴染み同士、叔母と姪の馴染めない同居生活、管理人×ダメ住人など、一筋縄ではいかない女の子同士の物語が詰まった作品集。儚く脆い少女達のしなやかで強いキズナが、ここに。