※ネタバレを含むクチコミです。
探偵事務所を営んでいる松田の元に、高校の同級生・神子にまつわる依頼が来たことから物語は始まります。 学生時代から"不幸な人間"を好きになると言っていた神子は今もヒモのような生活をしていて、松田は依頼の解決のために神子を呼び出すのですが、のらりくらりと言いくるめられて、いつの間にか彼は松田の探偵事務所に住み着くようになってしまっていました。 この作品は、そんな2人が日々舞い込む依頼の数々を解決していく様子を描く物語です。 彼らの元に舞い込む依頼はどれも一癖も二癖もあって、依頼が来るたびに繰り広げられる2人の丁々発止のやりとりと、一見仲違いばかりしているように見える2人の唯一無二の関係性が魅力的な作品です また、個々の依頼を解決する過程にはスリルや人情味が感じられるバディサスペンスとしても上質な作品になっていて、最後の事件でそれら全てが凝縮されて最高の盛り上がりを魅せる1巻完結の作品です。
※ネタバレを含むクチコミです。