萩尾望都の「一度きりの大泉の話」について木原敏江先生に「萩尾先生の吸血鬼ものを描いて」とか言いがかりをつけるし。 萩尾先生は、かの先生と仲が良好だった時の感情は素直に書かれていると思います。が、盗作疑惑をかけられて以降は「おつきあいがありません」「興味がありません」と感情を抑えて書いていると思いますよ? 「おつきあいをしたくありません」「人間的に尊敬できません」「嫌いです」などと書かれていないでしょう? 萩尾先生の気持ちの奥まではわかりませんが。
👑勝手におすすめランキング【毎週火曜更新】木原敏江 https://manba.co.jp/topics/36675 3位「ゆびきれない」ピロヤ https://manba.co.jp/topics/36635 https://manba.co.jp/topics/36636 4位「東大くんと元ギャルさん~格差婚ロワイヤル~」あいだ夏波 https://manba.co.jp/topics/36650 5位「生理を隠し続ける女の子の漫画」倉地千尋 https://manba.co.jp/topics/36703 6位「影狩り」さいとう・たかを https://manba.co.jp/topics/36654 7位「孤高の人」坂本眞一/鍋田吉郎/高野洋/新田次郎 https://manba.co.jp/topics/36674 8位「新ぽっかぽか」深見じゅん https://manba.co.jp/topics/36603 9位「東京クレーターのアカリ」磯本つよし https://manba.co.jp/topics/36609 10位「ソウルイーター」大久保篤 https://manba.co.jp/topics/36627 *『勝手におすすめ』は最近投稿されたクチコミの中から、マンバが毎週火曜日に勝手に作成しているランキングです。 https://manba.co.jp/manba_recommends/721
萩尾望都の「一度きりの大泉の話」について木原敏江先生の『あーらわが殿!』なんて、旧制高校寄宿舎を舞台に摩利の新吾への恋が描かれるけど、連載は1972〜73年にかけて。『11月のギムナジウム』より後だけど『小鳥の巣』よりは前だし、当然『風と木の詩』よりもずっと前。着想に寄与したのは確か北杜夫の『幽霊』だと仰ってたかと。 小説や映画の題材としちゃ珍しくもなかった少年愛や寄宿学校を、自分がマンガに移植するのはよくて、同居人が同じ題材にインスパイアされるのは盗作認定になるその飛躍がわからない。 当時、というかその数年後、故・橋本治とかのアカデミズム界隈のオッサン連中が、幾人かの少女マンガ家を急に持ち上げ出して(萩尾望都先生は当然その筆頭)。でもその一方で、お眼鏡に敵わなかった"女子供向け"作家は一段も二段も下に見るような風潮が、子供心に鼻持ちならなかったのだけど、まさか、名誉オッサンみたいな女友達の影響(?)で、竹宮先生ご本人までがその手のマインドセットだったとは。 完全なオリジナリティなんてどだい不可能。吉田秋生先生のBANANA FISH(1985年連載開始)なんて、大和和紀先生の埋もれた傑作KILLA(1977-78)の中に驚く程の符合を見出す事ができるけれど、密かなオマージュ?くらいに思ってたけどなぁ。 やっぱり同業同居が諸悪の根源ってことかしら。