皮肉屋にして毒舌。どこか斜に構えたクセのある青年・九条湊は、霊力、法力、神通力などという力を一切持っていない。それ故、修験者、法力僧などの同業者から蔑まれ「零能者」と呼ばれていた。だが能力がないにもかかわらず、彼は驚くべき方法で“怪異”と呼ばれる異形のものたちを倒す――。「<ナインエス>」の葉山透が贈る現代の伝奇譚を、気鋭の作家田倉トヲルがコミカライズ!