女性教師と男性生徒の許されるぬ愛。行き場を失った二人は雪降る町へと逃避行する。その先にある運命は…!?
テニス世界ランキング第2位のオーストラリア選手のゲイリー・キングの前に現れたソ連チャンピオンのヴィサリオン・ツァラプキン。勝ち負けにこだわらないプレーをする天使のような少年ラスタス。ラスタスは自分の亡命を命懸けで助けてくれたゲイリーを心から慕ううちいつしか、ゲイリーの世界王者になるという夢が自分の夢ともなり……。
マリリンはブロードウェイの大スター、リタ=エバートの一人娘。でもマリリンは歌も踊りもまったくダメ。そんなある日ブリックという男性がリタの前に現れて…!?
満月の夜、シャロンは不思議な青年と出会う。その青年カミュルは自らを吸血鬼と名乗った。彼は優しいけどどこかとても悲しい目をしていて…
ピアノ科一回生のさくらの夢、それは須藤さんのバイオリンと二重奏すること。須藤さんに魅かれながら対照的な真理の奏でるロックのリズムにも心は弾かれて…
早春の北海道にやって来た万知。雄大な自然に目を向けず、雪解け水で荒れる河を見つめている。こんな川に落ちたら、ひとたまりもないかな…。そんなことを思っていると帽子が川に落ちてしまう。拾いに行こうとした万知は、足を滑らせ流されてしまう。溺れそうになった万知を救ったのは、ラフティング中のレオだった。万知のリストカットの痕を見た医師、悦子はレオに家に置いて面倒を見ろと言う。ようやく元気になった万知にレオが言う。「どんな理由があっても自ら命を絶つ人のことを僕は許せません」それに対し万知は「あたしも生きたくて。もう1度生き直したくて旅にでたんです」と答えた。万知は結婚式の場で婚約者に結婚できないと言われ自殺を図っていた!
「遅れてすみません。今すぐ支度しますから」彼女はベッドに横たわると「したく完了。お好きなように旦那様…」とその身を投げ出す。「お前、歳は幾つだ」「17…いえ18です、旦那様」「私にはせいぜい12~13にしか見えないが」「待って、お願い。抱いてください。じゃないと、お金貰えないとマダムにムチで打たれます。嘘じゃないの」彼女の背中には無数のムチの痕があった。「なぜ娼婦などになった?」「暗闇が怖くて…。私の父と母は泥棒に殺されました。でもこの仕事、暗闇を一緒に過ごしてくれる人がいるだけ、ちょっと嬉しい」なんてことだ。私は彼女に金と指輪を渡して帰した。だが彼女は私を追って来た。「お前の名は?」「エリザ」「エリザ、私と一緒に来るか?」
馬と一緒に明けて馬と一緒に暮れる…そういう牧場の生活に退屈して東京へやって来た美雪。だけど、やりたい事が何にも見つからない。車や人にもまれて慌ただしく時間だけが過ぎてゆく…。東京はまるで砂漠のようで自分の心まで渇いて行くような感じで…。そんな美雪に「僕が君の草原になれないかな…?」と、優しい声をかけたのは、妻子のいる大学の助教授だった。彼の子を妊娠した美雪は、彼に喜んでもらえる子じゃない。生まれてくるのを望まれていない子。だからみんな捨ててしまいたい。みんな白紙に戻してしまいたいと、大学もやめ、彼とも別れ田舎に帰って来たのだ。そして子供の頃と変わらない一志と再会し子馬の出産に立ち会い気持ちが…。
12歳の時、愛を知った。けれど引き裂かれてしまた2人。15年間探し続けたけれど見つからなかった。今も、その愛を追いかけている。1年半ぶりに会った従兄は、なんて背が高くなったろ…。なんて髪がのびたろ…。なんて…。あたしは胸のドキドキが止まらなかった。ハーブガーデンであたし達はキスを交わした。けれど2人の父親が仲違いしていたために、あたし達は引き裂かれ…―。
女に生まれて良かった…と思える日は、きっと理想の相手と結婚できる時。そんな日をあたしも待っている。待っていたのになんで…!? 由佳は派遣社員。頑固な料理人とイヤミな上司の板挟み。でも恋人の俊治は「派遣の子にそんな大変な仕事させるなんて、かわいそうだな」って同情してくれるし、ステキなレストランにも連れて来てくれる。派遣の仕事は、あと1カ月で終わるし、あとは俊治さんとの結婚の準備…。なんて思ってたら、今話題の売れっ子美人ソムリエ、田坂美咲が挨拶に来た。パリ時代からの知り合いだと言う。由佳の心を見透かすような美咲に…!?
プリマとして活躍中に、妊娠――。バレエか、愛する人の子どもか!?「大人のためのバレエ漫画」、麗(うるわ)しく開幕!!英国クイン・バレエのプリマとして活躍するレディ。愛するマーシーと結婚し、ふたりで踊る日々だが、妊娠が判明……。若手ダンサーが台頭するなか、出産のブランクによる影響は計り知れない。プロフェッショナルとして、ひとりの女として悩むレディに対し、愛する夫は……!?