国際会議のホステス役として、憧れの地モロッコに来たキャサリン。街でからまれたところを美しいローブを纏った男性に救われる。後日、会議の席で男に再会したキャサリンは、彼が小国のプリンスだと知る。熱く惹かれあう二人…。やがて関係国間のトラブルに巻き込まれたキャサリンは、彼の豪奢な宮殿で暮らすことに!?
教会の祭壇に置き去りにされ、スザンナは幸せいっぱいの伯爵の花嫁から貧しい行き遅れの娘へと一気に転落した。醜聞にまみれ、うら若き彼女には不似合いな“付き添い役”として働くしか道は残されていなかった。その職さえ失いかけたある日、スザンナは強引に馬車に押し込まれる。まさか誘拐!? 付き添っていた令嬢と間違えられたんだわ! 悪党の巣窟で出迎えたのは、インド帰りの大富豪と社交界で名高いベン・ウルフ卿。しかも彼はなぜかスザンナに求婚してきて!?