真藤笑は警視総監を父に持つ高校生。推理能力の高さを買われて事件に協力し「高校生名探偵」として話題になっていた。しかし、実際に事件を解決しているのは目に見えない何かの影――。それは拷問による聴取を専門に行う《13係》の存在だった。13係の執行者、アガリが呼び出す《拷問具の魂》が罪人を追い詰める……。
人に擬態し人を喰らう蜘蛛「アラクニド」。その出現に人類は生存を脅かされていた。身寄りのない蜘蛛好きの少年・ツムギがある日出会ったのは、彼に興味を持つアラクニド・センショウ。交わるはずのなかった捕食者と被捕食者がめぐり合う――!人を喰わない異端の捕食者と蜘蛛に心惹かれる少年の共生関係を描くディストピア・ブロマンス。『RACK‐13係の残酷器械‐』『しにものがかり』の荊木吠人による期待の新作!!
入学早々クラスメイトから「しにもの係」を押し付けられた柴生賢征。「しにもの係ってなんだよ…!?」戸惑う柴生に、同じ係の不二見空子は告げる。「しにもの係は■■■の世話をする係だ」――。夜の校舎を不二見と回り、出逢う■■との奇奇怪怪な係活動がはじまる…。