ベテラン作家の幸田まり子は自分の家で息子夫婦、孫夫婦との間で住居問題が勃発。老人の自分には居場所がないことを感じ一人家出を決意。街中のネットカフェで暮らし始めるが……?
小澤昌一は東洋大学予科生。東京・本郷の下宿先で銃後の暮らしの中にいた。戦況が悪化する昭和20年1月末、突然名古屋から父が上京し、直接手渡された臨時召集令状。北満州へ送られた後、上官から停戦命令の通達、すなわち終戦を知らされる。実弾を撃つことなく終わった戦争だったが、その後ソ連領の大地を北に向かわされ、ついにシベリアの荒野へ。待っていたのは粗末な収容所と、地獄のような重労働だった。 シベリア抑留の極限状況を生き抜いた著者の父親の実体験をもとに描かれた衝撃作、待望の新装版!
太平洋戦争末期の昭和19年、名古屋。木村家次女・あいは、国民学校高等科1年生。青春真っ只中にいるあいの関心は、かっこいい車掌さんに出会ったことや、今日の献立のこと。自分が戦争に参加しているなんて気持ちは、これっぽっちもなかった――。しかし、米軍にとって名古屋は、東京や大阪と並んで重要攻撃目標だった。少女・あいにとって、戦争とは、空襲とは、空から降り注いだ焼夷弾の雨とは、一体何だったのだろうか。
あなたは、自分のお気に入りのお店がありますか? でも、ちょっと足が遠のいている間に、いつの間にか閉店してしまう。そんなとき、あなたならどうしますか? 悲しむ? 別の店を探す? それとも、自分で店を作る…? 人付き合いが苦手で真面目だけが取り柄の枷耶子と、人に取り入るのが上手い枷耶子と正反対の性格の従妹・のえる。二人は、カフェ併設の和雑貨屋「くくりや」が大のお気に入りだった。店長の杜紫さんとも親しく付き合っていたが、店は突然閉店。心の中の大事な場所がなくなってしまったような喪失感を覚える枷耶子とのえる。それを取り戻すため、二人は自分たちで店を作ることを決意する。「傘寿まり子」のおざわゆきが生み出す新たな冒険譚。読むと自分でもお店を作ってみたくなる、『お店』経営物語 !
誰にも訪れる最期の時。その瞬間を、あなたは誰に看取られ、迎えたいですか―? 東京で美容室を営むミチルに、一本の電話が。「お父さんが倒れた」―故郷の母からの知らせに駆けつけると、目の前に現れたのは若い時の父にそっくりのAI(人工知能)だった。
食のプロたちが通いつめる究極の味155品!!身がぎっしりのカキフライ、体の芯から温まる豆腐鍋、懐かしのクジラカツ……。マンガ界のナンバーワンの築地通・おざわゆきがとっておきの名店を大紹介!!便利な特製築地MAPもついて、今日からあなたも築地通!!
築地通のおざわゆき・渡邊博光夫妻が、日本一の美食都市・築地の魅力を徹底解説。『築地あるき』(飛鳥新社)に加筆修正&新作を加えた大満足のリニューアル版です。居酒屋マンガの巨匠・ラズウェル細木先生も大絶賛!!
「BE LOVE 2016年1号」に掲載された読み切り作品!※雑誌掲載当時のままの内容です。
注・豪華な料理や流行のメニューは出てきません! 舞台はあなたの町にもきっとある「中華屋さん」。この本は、食いしんぼう夫妻がさまざまな町の中華屋さんに突撃し、「いつもあの味」をご紹介する本です。『傘寿まり子』で第42回講談社漫画賞を受賞したおざわゆきが描く、日本で唯一の、町中華探訪コミックエッセイ!
おいしいもの大好き!な美食夫婦がめぐる、「三冷」ホッピーにこだわった、おいしいお店たち。お店めぐりのほかにも、ホッピーのマメ知識やおいしい飲み方のコツなどを大紹介! 第42回講談社漫画賞(一般部門)受賞作家の待望のグルメエッセイコミック!