お金持ちで優等生の史緒と、裕福に育ったとは言えない萌。生まれも育ちも真逆な二人が歌を通して交わる。ライバル関係でもいい関係を築いていく感じがとても良い。萌が最後やっと自分や母と向き合えて前に進もうとしたときの展開が、、、幸せに生きさせてくださいよと思った。萌が憎めない。人間らしい。
1巻読了。 一条ゆかり先生の作品を久しぶりに読んだ。 皆が憧れるお嬢様の麻見史緒。 お金持ちで、上品で美人で、歌も上手く、優しい気持ちの持ち主。 それに対して、貧乏で貪欲で自分がのし上がる為なら、他の人を蹴落としてでも這い上がる、緑川萌。 この女性同士の闘いが今後どうなっていくのか・・・。 男性を絡めた愛情と、駆け引きと、自立した女性になっていくために成長する彼女たちも楽しみ♬
子供の頃に有閑倶楽部を読んで育ったので一条ゆかり先生が大好きです。大人になってから他の作品も読み始めましたがどれを読んでも面白いし、自分がどれだけ一条ゆかり節に影響されていたか分かりました。 プライドはオペラの話です。生れながら環境と才能に恵まれてプライドが高い主人公と、貧乏育ちでプライドを捨ててでものし上がろうとするライバルが、戦いながら世界的に活躍するオペラ歌手になることを目指します。てっきり一条先生がお好きだからこの題材を選ばれたのかと思っていましたが着想段階では知識ゼロだったそうです。しかも途中でアナログ作画からデジタル作画に移行されたそうですが言われないと気づかないくらい完成度が高いです!これには本当に驚きました! 読むことで一条先生が考える「プロとして仕事をするってどういうことか」と「自分のプライドの正しい磨き方」を教えてもらえます。普通の人に同じような話をされても何も響かないと思うんですけど、やっぱり言葉の重みが違いますね。
牧師さんの一人娘の美花ちゃんはとっても信心深かったけど、婚約者に浮気されたのと同じ日に空き巣に全財産を盗まれたことに絶望して「もう神様なんて信じない!」と生き方を変える決心をします。それからは生活が一転して交友関係も華やかになりますが、超天然…よく言えば天真爛漫な美花ちゃんに全員振り回されちゃうラブコメディーです。 この作品が掲載されたマンガ雑誌「コーラス」は一条ゆかり先生の為に創刊されたと聞いたことがあります。いわば看板作家ですよね。この作品を読みながら自分はストーリーよりも一条ゆかりを楽しんでいるんだということに気づきました。美男美女のキャラクター、豪華な舞台、印象的なセリフ…これらは一条先生の美意識だけでなく、読者を喜ばせたいというサービス精神の賜物なんですね。やはり少女マンガ界にとって唯一無二の存在だなということを再認識しました。
セレブな高校生たちが暇を持て余して、いろいろな事件を解決していくストーリー。倶楽部のメンバーの個性豊かで、みんなそれぞれ良いところがある。底抜けに明るく運動神経抜群のユウリが個人的に一番好き。メンバーそれぞれいろんな特技があるし、読みごたえのあるストーリーばかりで面白いです。
中学生の頃にリアルタイムで読んでいた時はいまいち理解できなかったけど、ある程度の歳になって読むと理解できる作品。主人公とその叔母の「女ともだち」のような関係が、あっさりしているようで、実はお互いにとって大切な存在という、奥の深さを感じる。りぼん誌に連載されていたが、ターゲットとしてはもっと上の世代を狙ったほうがウケたと思う。
有閑倶楽部は主人公6人全員が超大金持ちな美男美女で財閥令嬢という面々。病院の御曹司、深窓のお嬢様、警視総監の息子、宝石商の娘らが軽い事件から殺人事件までを解決していくのですが、一人一人が凄く個性的で、身代金に1億をすぐに用意出来たり、掘り出したいものがビルの下だとわかるとそのビルを買いしめたりと、とにかく普通では絶対に考えられないハチャメチャな行動ばかりあり笑ってしまいます。 物語の中でオカルトな内容もあるのですが、コメディタッチなのでオカルト系が苦手な方でも話の続きが気になり、のめり込んでしまうこと必至。 笑えて楽しい気分になりたい方には特におススメしたい作品です。
お嬢様のナタリーと、恋人フランシスの壮大な愛のドラマです。ナタリーは失った恋人の子どもを引き取り、フランシスと名付けて育てます。複雑な思いの中、フランシスと恋愛し、最後は満ち足りた幸せの愛の中に悲しすぎる別れがある、何度読んでも泣いてしまう物語です。メロドラマと言えますが、あり得ないからこそ、読んで浸れるおもしろさがあります。
※ネタバレを含むクチコミです。
お金持ちで優等生の史緒と、裕福に育ったとは言えない萌。生まれも育ちも真逆な二人が歌を通して交わる。ライバル関係でもいい関係を築いていく感じがとても良い。萌が最後やっと自分や母と向き合えて前に進もうとしたときの展開が、、、幸せに生きさせてくださいよと思った。萌が憎めない。人間らしい。