バンドマンのユーゴは、自分の言うことを何でも聞き、何をしても怒らない・歯向かわない彼女・キサに不満を募らせる一方、キサは彼を妄信的に愛し続ける。そんなふたりの哀しいすれ違いを描いた読切。素晴らしい。報われるとか報われないとかの次元ではないというか、キサちゃんの生き方に何も文句言えねぇ。。
※ネタバレを含むクチコミです。
自身のアイデンティティをかわいいだけだと諦めている少女の話。 脊髄反射的に自分の「かわいい」を消費してしまう主人公の『しょうちゃんの前だとかわいくなれない』がとても刺さった。 だからこそラストの展開は胸が痛くなった。男の子も悪い子じゃないんだろうけれど、どこかやりきれない……
優しくて強いように見えた憧れの女の子を、メタモノローグで、漫画家の女の子が回想する話。とてもよかった
繊細で美しく壊れていく女の子を鮮やかな筆致で描いた作品。 言葉選びが、またいい。ちょっと近かったけど、遠かった憧れの女の子を、漫画家になった冴えない女の子が回想し、語るというのが大筋だが、メタモノローグの過去回想で語るという形式がこの話にはよくマッチしていた。 思考と思考が噛み合ったようで、そんなことはなくて、すれ違って、解けて、知らないうちに彼女はいなくなってしまった。このことを回想する主人公は古傷をそっと触るような切なくて、甘美な気持ちになっただろう。距離も時間も遠さも関係なく、彼女はその時間へ回帰し続ける。そんな気がした
アニメになっていて気になっていて、友達に恋のツキとか好きならおすすめと言われて読んだ。 が、自分的には花火が好きになれず最後まで読んだけどハマれなかった。花火がなんか最後までかわいそうなだけで共感できなかった… 逆に皆川先生とえっちゃんは好きだったな~ 自分がしたいようにするって感じがよかった。
バンドマンのユーゴは、自分の言うことを何でも聞き、何をしても怒らない・歯向かわない彼女・キサに不満を募らせる一方、キサは彼を妄信的に愛し続ける。そんなふたりの哀しいすれ違いを描いた読切。素晴らしい。報われるとか報われないとかの次元ではないというか、キサちゃんの生き方に何も文句言えねぇ。。