続きは?
※ネタバレを含むクチコミです。
20年ぶりくらいに読みましたが、山田先生の絵の巧さを改めて確認しました。 作中、トーンを使っている所は数えられる程度で、白と黒で描かれた端正な絵に目を奪われます。 物語は、「ロードス島戦記」(英雄戦争)の30年前、呪われし島に魔神が顕在し破滅寸前に陥ったロードス島を英雄達が救った物語です。 原作となった「ロードス島伝説」やパーン達が登場する「ロードス島戦記」の物語を知らないと、恐らく理解するのは厳しいだろうとも思いますが、日本を代表するファンタジーのコミカライズであり、剣と魔法で紡がれる物語が好きな方は一読の価値があると思います。
なろうナイズされてるかどうかに係わらず、「戦記」と名のつくラノベはだいたい面白いと思っているのですが、グランクレスト戦記はいまどき珍しいレベルでトラディショナルな戦記ラノベなようです。 チート感もお手軽感も(漫画3巻現在)全然ない主人公は、とにかくお人好しで誠実が売りで、魔術師で参謀のヒロインが能力を過信して窮地に陥るのを絶妙な立ち回りで救い出します。というかここまでヒロインが役立たずなのでそろそろ見せ場があるといいな…
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