伯爵令嬢のナディアは実の母亡き後、義母と異母妹に虐げられ父からは見向きもされず、使用人のように働かされる毎日を送っていた。そんなある日、妹の代わりに“凶犬”と恐れられる王子の側付きになることを命じられ、第二王子・クロヴィスのいる『緑の館』へ行くことに。「――どうせまた、すぐに逃げ出す」初めは厳しく冷たい態度に見えたクロヴィスだったが…?
「こんなにも誰かを愛おしいと感じる日がくるなんて思わなかった」義母や異母妹から虐げられ、惨めな毎日を送る伯爵令嬢のナディアは妹の代替品として“凶犬”と恐れられる第二王子クロヴィスの側付きになることを命じられる。傲慢で冷徹と噂のクロヴィスのもとで働くことになり、初めは不安を抱くナディアだったが徐々に彼の態度の裏に見え隠れするあたたかいものに触れ――。家族から愛されなかった令嬢が、自分の力でピンチをチャンスに変える?溶けてしまうぐらいに溺愛される、異世界シンデレラストーリー!