「お花が好き」「ドレスが好き」「可愛いものが好き」でも、父上はそんな自分を「気色悪い」と暴力で黙らせた。「そんなお前を誰が愛してくれる?」と心を抉った。……好きでごめんなさい。「普通」じゃなくてごめんなさい。――父から愛されたことなど、一度たりともなかった。自分を、「駒」としか思っていなかったから。でも、それでも。やっと、「本当の愛」を見つけたのに……。狂気に満ちた獣人達の生涯を描く、ショートストーリー・コミック。描き下ろし20pを加えて、フルカラーで待望の書籍化。