ベッチャン創刊10周年記念読切。正直これは週チャンに載せてほしかった。囚人リク屈指の人気メンバー、椿の外伝である。 https://manba.co.jp/boards/20302/books/4 時系列的には単行本4巻あたりのリクと椿の決闘後に起きた出来事が描かれており、椿ファン必見の濃い闘いが繰り広げられる。椿もレノマも口数が少なく誤解されやすいタイプだが2人の漢気がめちゃくちゃ伝わってくる良い話だった。
ついに完結。 東京に隕石直撃後に建てられたの壁の中のスラムで働く警官のおじさんにリクは世話になっていたが、ある日警視総監である鬼道院により無残に殺されてしまい、目撃したリクが罪をなすりつけられ13歳にして冤罪で脱出不可能と言われる極楽島の監獄へと送られてしまう。 おじさんの無念を晴らし鬼道院の顔に一発入れるために脱獄を決意するリクだった。 全38巻なのでどんどんと大きな話になっていくんですが、あくまで焦点はリクの個人的な問題、「鬼道院の顔に一発入れる」を最終的な目標にしているので決してブレません。 とんでもなくアツいマンガです。 脱獄を決意したあとに絶対に不可能と思われた極楽島からの脱出を、丁寧に丁寧にしらみつぶしに可能性を探っていく様子もワクワクしますし、リクの決意の強さ、覚悟、アツさに感化されていく仲間の描き方もどれも大好きです。 たまに大ゴマで田中のおっちゃんの謎のポージングが挟まれることがあるんですが、それも個人的には漫画的表現の楽しみになっていました。 漫画的表現で言えば、リクや鬼道院の表情の強さが漫画的強さになっているなと思います。 そこに彼らが息づいて生きている泥臭さ、リアルさがあります。 ラストは意外と言ってしまえば意外とあっさりめに描かれています。 そうでしょう、そんなもんなんでしょうきっと。 そこに誰のどんな想いが込められ、幾人もの生き様があり、背負ってきた物語があるかに関わらず物事は起こり得るのです。 個人的には事態の収束はもう少しねっとりしたものを見たい気持ちはありましたが、おそらく描きたかったであろう部分がそこでは無く、それに至るまでの過程だったんだろうと思えば腑に落ちます。 瀬口忍先生、リク、お疲れ様でした。
ベッチャン創刊10周年記念読切。正直これは週チャンに載せてほしかった。囚人リク屈指の人気メンバー、椿の外伝である。 https://manba.co.jp/boards/20302/books/4 時系列的には単行本4巻あたりのリクと椿の決闘後に起きた出来事が描かれており、椿ファン必見の濃い闘いが繰り広げられる。椿もレノマも口数が少なく誤解されやすいタイプだが2人の漢気がめちゃくちゃ伝わってくる良い話だった。