完璧令嬢とうたわれる伯爵令嬢・ティアは、注目を浴びる中、舞踏会デビューの晴れのダンスで相手の婚約者・ハーネルドを巻き込んで転倒してしまい、婚約破棄が決まる。その後も気丈に振る舞っていたティアだが、ハーネルドの(本音とは裏腹の)キツイ言葉に、心が折れてしまう。王宮の広場で一人涙をこぼしていると、貴公子が慰めの言葉をかけてきた。だけど彼は彷徨う魂で、実体を持たない“光る人”だった――!彼の正体はいったい!?そして尊大な態度のハーネルドも、復縁を持ちかけてきて……?
完璧令嬢と名高いグランデ伯爵家長女・フォルティアナ(ティア)は、社交界デビューの舞踏会で侯爵家の婚約者を巻き込み大転倒。激怒した侯爵家から婚約破棄を申し渡される。2年後の舞踏会の夜、ダンスを猛練習したものの男性からの誘いがなく耐えきれずに会場を抜け出すと、そこで彼女が「光る人」と呼ぶ幽体状態の青年と出会う。事情を聞いた彼はティアを優しくダンスに誘うが、実はその正体は…!?一方、元婚約者も不器用ながらティアに想いを寄せ続け、求婚を巡り三角関係に。愛されながらも気づかない、天然令嬢の溺愛ロマンス!
毎年十二支と戦う年獣チームは連戦連敗。今年も惨敗の挙句、年獣リーダーは重傷を負って部隊ともはぐれる始末。傷を癒すため、ひとまず昨年訪れた薬草園を目指したが、そこには初めて見る薬師の猫がいて――。「新薬のモルモットになるなら、傷薬を分けてあげましょう」「下着を脱がせて何するつもりだ!?」十二支に属さないのにMADで残虐な猫は、年獣リーダーにとっておきの新薬をたっぷりと塗りたくる。果たしてその効果は!?