【アフタヌーン四季賞2023秋 準入選】主人公の雁屋は広告代理店の孫請けデザイナー。想像通りのブラックな仕事をこなす日々に辟易する中、心を食べる怪物に出会う。
日和は幼い頃から、近所に住むお兄ちゃんの晴男に思いを寄せていた。しかし思いを伝えられずに彼と離れ離れになり、恋愛とは縁遠い高校生活を送っていた。ある日、教育実習生として来ていた晴男と再会した日和だが、「心を食べる生物」という存在が現れ、恋心を狙われる事になる。日和とオカルト研究会のメンバーであるツキミは、生物の正体を探るため、学校内で恋心を集めていく。恋愛とオカルトの世界が交錯する中で、「心とは何か」というテーマが問いかけられる、新感覚の「恋愛SF」が始まる。