未知と奇想の大地・グルタ島。この島へきたジョディー・ルキーナは大学2年生の”電光絵画家”。それは筆先から思念を発して絵を描く、驚異の才能だった!――146ページの表題作「大麦畑のジョディー」。アジルと呼ばれる天才たちが編み出してきた数々の奇想技術がこの一冊に。そして、それらを取り巻く数々の人情物語は、日本最高峰の画力によって描かれていきます。だいらくまさひこ2冊目の『グルタ島日記』は、全編手描きのフルアナログ原稿によって1本1本描き込まれた線が織りなす出会いと友情のドラマ。ハルタが自信を持ってお届けする1冊です。
見つけた1台の車椅子から編み上げられていく人の縁を描く———。(青騎士10A号)
「すべての過去を盤面に穿(うが)ち、鳴り響くのは電光オルゴール」――。世界最年少”アジル”のひとり、無口な少年フウは人の記憶をオルゴールに封じ込める技術を持つ、電光オルゴール創作人。依頼者は、世界が愛する歌姫・ティレジア。栄光を極め、誰の心にも喜びを届けた彼女が、オルゴールに封じ込めたい記憶とは?連載時におまけとして描き連ねていた『コラム・グルタ島』から、番外編『ダーナ探検隊』、そして後日談にいたるまで、第一期『グルタ島日記』シリーズのすべてをこの一冊に収録。