孤立した雪原の上にある屋敷に、たった二人取り残された男女。革命によって家族を失い、一人で亡命することとなった貴族の令嬢、「リシテア」。外国に密航するため、雪原の上の孤立した屋敷でブローカー「テロン」と落ちあう。しかし豪雪のせいでリシテアとテロンは足止めされてしまい仕方なく二人だけで時間を過ごすこととなる。夜になると聞こえる不気味な幻聴、屋敷を襲撃する強盗など危険な状況で、テロンはリシテアを守り、リシテアは警戒心を解き、少しずつテロンへ依存していく。結局、体を重ねるようになる二人。リシテアはテロンに惹かれるが、なぜか心を開かずミステリアスな彼の姿に常に不安を感じる。そんなある日、豪邸に新しい客が現れて状況が急変するが…