孤独に邁進する準騎士と若き竜のファンタジーラブv 魔力が一切ないせいで、魔法使いはおろか、憧れの騎士にもなれない――。それでも夢を諦めきれず魔剣を探すタムル。そんなある日、遺跡の探索中に魔獣に襲われてしまった!! 危機一髪のところを助けたのは、謎の青年ラスだ。膨大な魔力と威圧感を纏いながらも、なぜか無邪気に懐いてくる。その得体の知れなさに何度も拒絶し逃げ帰ったけれど、なんと幼い子供の姿のラスが目の前に現れて…!? ※口絵・イラスト収録あり
扉の向こうの囁き、回廊に響く遠くの足音――どんな微かな物音も拾う、うさぎの耳が生えてしまった!! 衝撃の変化に動揺する王子フェインの元に駆け付けたのは、長年想いを寄せる若き子爵アルベルだ。「些細な変化でも一番に私に知らせて下さい」獣性の能力が開花すれば、次期宰相候補のアルベルの隣に立てるかもしれない――病弱で、王宮の小さな世界しか知らなかった第三王子の飛躍の軌跡!! ※口絵・イラスト収録あり