父親がなくなって早1年、初盆の準備のため車で田舎へ向かう「俺」。成人した子供たちは何かと忙しく田舎には帰れないと言う。高速でわずか2時間だが、かつて幼子を連れて帰省した旧道は今はない。現代はインフラやネットなど便利になった反面、逆に家族との距離感を感じてしまう。何か間違っていたんだろうか? しかし…。「生きる」ことについて教えてくれる心温まる、そして大切な作品です。