表紙を見て、良さそうな作品だと思ったのですが、実際に読んでみて、その良さを伝えることを少し難しく思ったりもしました。 主人公のちなみちゃんは、町の変人達に巻き込まれペースを乱されますが、本人も十分「変人」の素質を持っています。 作者の野本先生のマンガは、この作品と短編集の「916」だけですが、どちらも不思議な魅力を持った作品です(絵柄は初期の松本大洋さんに近い気もしますし、ずれている人々の描き方は小田扉さんにも通じるものがあります)。 読むと、少しだけフワッと心が軽くなる。そんな作品でした。
表紙を見て、良さそうな作品だと思ったのですが、実際に読んでみて、その良さを伝えることを少し難しく思ったりもしました。 主人公のちなみちゃんは、町の変人達に巻き込まれペースを乱されますが、本人も十分「変人」の素質を持っています。 作者の野本先生のマンガは、この作品と短編集の「916」だけですが、どちらも不思議な魅力を持った作品です(絵柄は初期の松本大洋さんに近い気もしますし、ずれている人々の描き方は小田扉さんにも通じるものがあります)。 読むと、少しだけフワッと心が軽くなる。そんな作品でした。