「ボクは…空のフミ君への恋心が解離して生まれた人格だよ?」 疎遠気味の幼馴染は、自分を解離性同一症――多重人格だと語る。好意を欠片も見せない、表の人格の「空」。行き過ぎた好意を見せる裏の人格「雨」。二つの人格は、徐々に影響し合い――
日々の仕事に疲弊したサラリーマン。彼は癒しを求めていた。可愛いものを見れば癒されると思いペットショップに訪れる。昔飼っていた犬に思いを馳せながら、動物たちを眺めていると、そこで昔の飼い犬だったと名乗る女子高生が現れ――