ベスの友人ロジャーは、彼女の元同級生バージニアとの再会を喜び、週末旅行を提案する。汽車の乗客室は狭く、バージニアのロジャーに対する態度に息苦しさを感じたベスは、ついには途中下車してしまう。引き止めようとする人々の声を無視して彼女は町へと歩き出す。無人の修道院を見つけたベスは、そこで仕方なく一晩を過ごすことに… 翌朝、旅先で奇妙な噂を耳にしたロジャーとバージニアは、自宅に戻っていない友人を心配し、彼女が滞在したと思われるベルザーノへと向かう。廃墟でベスの衣服を見つけるものの、彼女の痕跡はない。そして、そこは中世の墓地や燃やされた十字架などがあり、不吉な場所であることは明らかだった。捜索を進めようとしたところ、検査官が現れ、彼らにベスの死体が発見されたことを告げる。ベルザーノの古代伝説。現代人は信じないと言われているが、今も教訓として語り継がれ人々に恐れられている。13世紀、東洋戦士たちはベルザーノの絶対的な支配者であり、生を求めて乙女の血を悪魔に捧げる儀礼的殺人を行っていたという。ベスの遺体は、その儀式を思い出させるかのように悲惨で、死因は複数の噛み傷による出血死だという。真相を明らかにするため、ロジャーとバージニアは動き出す。果たして彼らは真実にたどり着くことが出来るのだろうか…

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