ハンセン病問題は1996年の「らい予防法」廃止以後のいまもなお、日本社会における重大な人権侵害の事例として注目を集めている。そうした社会の関心と相まって、教育現場ではビジュアルでハンセン病問題を学べる教材が要望されている。本書はプロの漫画家によるハンセン病問題を主題とした書き下ろし一大長編コミックである。小学生から手に取ることができ、大人にも読みごたえのある作品となっている。主人公の置かれた境遇に感情移入して読み進めるうちに、ハンセン病をとりまく様々な事象を学べる構成になっている。多くの読者の手に渡ることを願って、本書を刊行する。
1章公務員のほんとうのところ/2章公務員のおかしなところ/3章わたしの新人研修時代/4章芸術文化課と阪神大震災/5章公務員と異動・大学事務部時代/6章社会の縮図・福祉事務所時代のこと/7章公務員の退職、転職の話/公務員の方がこんなにも大変なお仕事をしていることを知りませんでした。「おおやけのしもべ」として、今日も懸命に働く公務員のみなさんに、感謝の気持ちとエールを送りたい……。そんな気持ちで書かれた本作は、公務員の方だけでなく、公共サービスの恩恵にちょっとでも与ったことがあるすべての方に、読んでいただきたい作品です。
体から食べ物を取り出す不思議な力を持ったオホゲツヒメ。その末裔のみのりは脱穀精米された米を吐くという特殊な体質を持っていた。県庁でアルバイトをしながら力にひきよせられてうようよわいてくる魑魅魍魎相手に悪戦苦闘するみのりだが…!?
極貧母子家庭ながらも明るく素直に育ったみのり。彼女はなぜか脱穀精米された米を吐き出すという癖があって…!? 米吐き娘が県庁農政課で米食推進に奮闘する異色の妖怪コメディ
穀物の女神オホゲツヒメを先祖にもつ米吐き娘は日本の食と農にかかわるお化けの総元締め。主人公・山田みのりは一日4~5回、年間約360kgの精米を吐く米吐き娘である。米を吐く体質をもつせいで、次々に仕事をクビにされてしまうが、県庁農政課の米食推進のイベントスタッフに採用される。二口女や付喪神など、人間だけでなく日常で生活する妖怪やお化けと共に、みのりは今日も米食推進のために奮闘する! ※こちらは『米吐き娘』・『米吐き娘 大吟醸』の単行本未収録作品集となります。