両親と過ごす幸せな誕生日を迎えるハズだった平沢実斗の日常は、交通事故によって一瞬で崩壊する。家族を、そして夢を失い、大切な記憶が残る住処すら手元から離れていく。そんな現実に抗い自らの居場所を守るために、戻ったはずの「家」は、犯罪者が集うシェアハウスになると告げられて…!?被害者と加害者、ともに社会に居場所を失った“ひとり”が集まるとき、止まっていた時間が再び動き出す。喪失と再生のマイホームドラマ。
母を亡くし自分の世界に閉じ込もる律。一夏のバカンスを通じて、律はかけがえのない友と出会う──。
【2016年前期・第69回ちばてつや賞一般部門】大賞受賞作品
10Pの短編マンガがパッと楽しめるコーナー、作家の個性とアイディアが迸るショートショート部門!5年間付き合っていた彼氏と別れた…。彼への思いに後ろ髪を引かれる彼女が見つけた明日への一歩とは!?
太朗と伊織と安奈は幼なじみ。幼い頃から太朗のワンルームマンションを秘密基地にして遊んでいた。だが高校生になって、3人の関係性にも変化が訪れて――。
「竜のいたまち」の次にたまたま読んで、親の死に対する悲しみからどうやって抜け出すかを描いている点も共通していたけどまた違う夏のボーイミーツガールで良かったし、こんなふうに夏を過ごせたら自分も夏を好きになれるかなーと思った
加害者と被害者は表裏一体であり、私たちもみなそのどちらにもなる可能性を秘めている……ていうのがテーマなんだろうけど、少し惜しいと感じた。 今のところ(12話まで)出てくる「加害者」側のキャラも、なんというか蓋を開けてみるとそこまで「加害者」ではないような〜…。 美大生の子の罪はアウティングされた相手と揉めてスコップで顔に傷をつけてしまったこと。 メガネの罪は人を轢いたこと。でも轢き殺したわけではなく、妊婦を轢いて流産させてしまい、妊婦はそれを苦に自殺、という、確かに罪は罪なのだが間接的で…。 それにメガネは元々家族からいじめられていて、挙句兄の虐待から姪っ子を守っていた、という可哀想なエピソードも描かれる。(途中までてっきりロリコンなのかと思った) 加害者はある意味被害者の側面もあり、加害者にも同情の余地があるんだよ!というテーマならこれでいいのかなあ〜…。 加害者虐待被害者をテーマにした作品は「羊の木」「モリのアサガオ」などがあるけど、これらの作品と比べると今作の登場人物たちが抱える「罪」は、なんというか「割と許してもらえそうな罪」であるように感じた。読者のストレスにならない程度の罪というか。 だからこそ熱血主人公のはからいであっさりわだかまりが解けていくんだけど、うーーん。 ハードでスリリングであればいい!というわけではないし、この作品の目指す方向とは違うのも分かるんだけど、それにしても全体的に少し予定調和に感じてしまったかも…。 しかし作者さんは浅野いにおのアシスタントらしく、背景や作画は一流。どこか鳥海茜っぽさも感じられる絵柄。今後、女性誌などでも活躍しそう。
1巻なので、人物像などもまだこれからってとこだと思いますが、自分が読んだことのない話だなと思うし、実斗の家に集まったメンバーの中に実斗の両親の交通事故に関係している人物がいるのかどうかも気になる所です。 両親が交通事故に遭ったのも驚いたので、話中にどんでん返しが二転三転ありそうな気もする。。 だけど、この物語が伝えたい主旨は現段階で自分が想像してるのとは違うかもしれないし、、いや、違うに自分で1票何ですが。。 これは首を長くして2巻待つしかないですね〜
「竜のいたまち」の次にたまたま読んで、親の死に対する悲しみからどうやって抜け出すかを描いている点も共通していたけどまた違う夏のボーイミーツガールで良かったし、こんなふうに夏を過ごせたら自分も夏を好きになれるかなーと思った