命がけの恋をしましょう(ハルタ101号)
もとは一つの国であったウェントラース国を東西に分断し、人がほとんど立ち入らない「死の森」。そこには、祖母の家業を継いだ凄腕の薬師であり偏屈者な魔女・リコリスが住んでいた。森深くひっそりと暮らす彼女のもとにある日、森の西の王国から王兄が訪れる。彼が王族だとわかり追い返そうとするリコリスだったが、彼が「楽に死ねる毒薬」を求めていると聞き――?愛を知らず生きる魔女が、薬を求めて訪れる人々に向き合うカプリチオ・ファンタジー!
【第二回八咫烏杯受賞作】人食いの女王が恋をしたのは、食材である人間だった。道ならぬ、ふたりの恋路の果ては如何に。(ハルタ91号)