元親友で貿易会社社長の義弟 × 義弟の亡き姉の夫だった元救助隊員傷ついたおじさんが愛で癒されていく物語。ひたすら人を救助し続けた男が重傷を負い、思い通りに体を動かせなくなった。前線から離れても他の誰かが代わりを務め、救助の輪は回る――そう気づいた時、武井真太郎の心がぷつりと切れた。男手ひとつで育てた息子・主真に心を配る余裕すら失った真太郎。そんな彼の世話をすると手を差し伸べたのは、亡き妻の義弟である桜間詠士だった。姉と真太郎が結婚した直後から距離を取り、疎遠になっていた詠士。しかしそんな月日が嘘のように、詠士は真太郎を支えていく――。
真面目な兄&ワガママな弟×幼馴染の穏やかな青年。弟の悠斗が亡くなり悲しむ弟の恋人―幼馴染の元樹の部屋から聞こえた嬌声。密かに元樹を想っていた裕人は憤る。しかし嬉しげに元樹が呼ぶのは弟の名。驚き部屋を覗けば幽霊になった悠斗が元樹を抱いていた。憑き殺されないために裕人は吸われた精気を補填する目的で元樹と交わり、熱い精を中に放つ――。各々の視点で描く、淫らで切ないミステリーBL。