「不毛で醜いこの気持ちを、お前にだけは知られたくなかった―。」大学入学を機に10歳年上の幼馴染・朔眞の家に半ば強引に転がり込んだみつき。成長するにつれ疎遠になるも変わらず朔眞を慕っていたみつきだが、朔眞には「俺に関わるな」と強い拒絶を示される。ある日の夜、酔っ払ってしまい、朔眞に介抱してもらったことがきっかけでみつきは朔眞とキスをする夢を見てしまう。同性に対して初めて抱く気持ちに戸惑うものの嫌悪感はなく、むしろ朔眞との距離にもどかしさを感じるみつきだが朔眞にはみつきに優しくできない“ある理由”があるようで…。
10歳年上の幼馴染・朔眞を幼い時から兄のように慕っているみつき。成長するに連れ徐々に疎遠になっていたのだが朔眞の事を好く気持ちは健在で、彼の勤務先である大学に入学&部屋に押し掛け同居も始めることに。昔よりも冷たくみえるけど変わらず優しい朔眞に甘えていたみつきだったが、ある夜、朔眞の電話を聞いてしまい…?無愛想なワケあり助教×天真爛漫な大学生の、滑稽なほど一途なラブストーリー開幕。
「僕と結婚してください」父が他界して早数年、倉科杏里(Ω)は母にアルファの交際相手がいると知らされる。幼少期のトラウマのせいでアルファに苦手意識を持つ杏里だが緊張しつつも顔合わせに同席することを決意する。穏やかで紳士的な母の新たなパートナー・逢坂と共に姿を見せた息子の柊は、杏里を見るなり突然プロポーズしてきて…!?一方の杏里も柊を視界に入れた瞬間から鼓動の高鳴りと熱を持つ体を持て余していた。一つ屋根の下で育まれる、無垢な二人の初めての恋。
大人しく引っ込み思案なオメガ・倉科杏里は同じくオメガの母と二人幸せに生活している。そんなある日、アルファの交際相手がいると母から告白されひどく動揺するが、母を幸せにしてくれる相手なのか見極めるため会うことに。緊張しつつ会場に向かうとそこに現れたのは穏やかで紳士的な男性とその息子のアルファ・逢坂柊だった。柊を視界に入れた瞬間高まる鼓動と体温に混乱する杏里だったが、柊は杏里の手を取りいきなりプロポーズしてきて…!?