囚われたヒロインの窮地を救うのは誰か?! 主人公の森野芽衣は小さな文具メーカーに勤める雑貨デザイナー。将来の夢は、祖父母が住んでいた神舞村にある「山のお家」をアトリエにして独立すること。そんな芽衣がデザイナーになろうと思ったのは、幼い頃祖母からもらったお守りの宝石がきっかけだった。それは鈍い赤に光る、あまりきれいとは言えない不思議な形の宝石。その赤い石をデッサンしているうちに造形に興味が湧き、いつしかデザイナーとなっていた。ある日、芽衣は資産家の御曹司である柴田大介と仕事で知り合う。大介は芽衣がデザインしたペンケースのデザインに惚れ込み、芽衣の勤める会社に出資を申し出たのだった。芽衣と大介は、仕事だけでなく、プライベートでも惹かれ合う関係となっていく。そんな中、神舞村へと出かけた芽衣は地主の息子、遠山健斗に囚われてしまう。実は芽衣は、古くから村に伝わる淫らな伝説にまつわる女神だったのだ。大介を思う芽衣の心は、健斗が操る呪文の力で陵辱されてしまうのか……。山深い古びた村に伝わる淫習が織りなす、エロティック・サスペンス。
王族と私に縁があったなんて!? 野花愛子は、広告代理店に勤務する入社2年目の女子社員。仕事は主に雑用で、失敗も多くいつも残業ばかり。 この日も退社間近に言い渡された仕事のせいで、終電を逃してしまった。運悪く外は雨でタクシーがつかまらない。 ようやくやってきたタクシーに乗ろうとすると、横から外国人が乗り込んで来た! 謎のイケメン、ラシード・リンとタクシーを相乗りすることになってしまった愛子。タクシーを降りたリンが向かったのは、なぜか愛子の自宅だった……。 リンは、はるばる愛子の祖母を訪ねてきたというのだが、祖母はすでに他界しており、この家は愛子が一人で暮らしている。行くあてのないリンは、愛子の家に泊めて欲しいと懇願する。 初対面の男性と、心ならずも同じ屋根の下で一夜を過ごすこととなった愛子は、リンの魅力についつい引き込まれてしまい、ついに二人は……。 リンは強く激しく愛子を求め、愛子はリンの愛に従い、全てをささげてゆく。 公務から逃亡した皇太子と、ごく普通のOL愛子との、激しくて淫らで、けれどもピュアなエロチックラブストーリー。