「お前を俺の花嫁にしてやる」精霊王に見初められ真っ赤に悶えるマジカル・ロマンス■魔法学校に通う見習い魔女のセラフィナは、どれだけ学んでも魔法を使いこなせない日々に焦りを感じていた。一人きりの書庫で古文書を捲るセラフィナは、一冊の古ぼけた魔道書を見つける。「これなら私も……でも、こんなこと……」古書に綴られていたのは魔力アップの為の【セクシャルな】秘儀。しかし秘儀を行う勇気がなく、相手もいないことに落胆し、彼女は書庫を去ったのだが……。川岸で溺れる一匹の火蜥蜴を救ったときから、セラフィナの運命は一転した! 「お前は俺の運命の相手だ」「そんなこと勝手に決めないで!」炎の精霊王――の息子・フェルドに一目惚れされたセラフィナは、学校でも彼に付きまとわれてしまう。邪魔よ! もうすぐ卒業試験なのに! 次から次へとセラフィナを襲うセクシャル・ハプニング。そして彼女は、いつの間にか熱く火照り始めた身体をせつなく持て余し……!?
ゆめとうつつ、愛と嫉妬が交錯する【秘愛】探しのロマンス・アドベンチャー■夢であると自覚しながら見る夢。甘く激しい蜜夜のまぼろしが、毎夜、彼女を陶酔の深淵に誘う。顔も分からない、しかし自分を愛していると掻き抱く謎の男性。余韻に荒い息を吐きながら、夢の中のもどかしい感覚を追想するように自分を抱きしめて……遺跡の町で考古学者として研究に明け暮れるフランチェスカが出逢った快活な青年・ジェームズは、自らを【トレジャー・ハンター】と名乗った。遺跡の深部を探りながら、いつしか共感が恋に変わっていく二人。しかし、フランチェスカは、ジェームズに抱かれるたび、増していく恋の歓びと夜毎の「夢」で板挟みになって苦しみ始める。だが、ジェームズもまた、大きなひめごとを心の奥に抱え込んでいた。そう、彼もまた不思議な「夢」で見た巫女にずっと心を囚われ続けているのだ。夢と現実に挟まれて、すれ違いながら、求め合いながら、遺跡の真実を知ることになった二人は【秘愛の儀式】に辿り着き……!?
深夜の逢瀬で秘蜜のレッスン……背徳の「謎」に蕩けるラブ&サスペンス■「マナーを知る為には身なりを整えることも大切です、それに着替えて」想い人より贈られた豪奢なドレスに芳醇な白肌を包まれて、純潔の乙女は背徳の蜜味を教えられてゆく―――大富豪の家系に生まれ育ちながらも何故か家族に愛されず、孤独な年月を送るシャーロット。しかし、カルデローネ家の屋敷に美貌の料理人・エルバートが現れたその夜から、彼女の薄幸な日々は激変した。秘蜜の逢瀬……揺らめく蝋燭の明かりの下、深夜のマナー・レッスンを重ねるたび、甘く蕩かされていくシャーロットの想いと【謎】―――「可愛いシャーロット……では私を誘ってください。自ら足を開いて、その可憐な唇で……さぁどうして欲しいのか言って……」