「どこに居たって 意味のない命なら――」村のしきたりで〈竜の花嫁〉に選ばれた、ひとりぼっちの少年・リタ。古くから伝わる雪山の竜の存在は、今となっては伝説に過ぎない。しかし村での役割を見つけられないリタはそれが口減らしであると悟りつつ、生贄になることを受け入れる。竜を探して吹雪のなかを彷徨い、死にかけたリタを救ったのは人の姿をした美しい竜・イグナートだった。本当に竜がいたことで〈花嫁〉としての役割ができたと目を輝かせるリタ。だが、イグナートは「花嫁は必要ない」と言い放つ。それでも諦められないリタは【人間を“竜化”する儀式】の秘密を知り――。【寡黙な竜×怖いもの知らずの生贄】凍てつく心を癒す、人外嫁入りファンタジーBL!
殺せない殺し屋×盲目の青年【孤独を溶かす救済】圧倒的画力で紡がれる、孤独な二人の恋物語――。期待の新鋭デビュー作!「本当の俺を知ったら…きっとあんたは失望する」殺し屋の千夏は、運命に再会した。運命の名は、佳澄。目の前で兄を亡くしたとき、手を差し伸べてくれた少年である。数年後、千夏は偶然ひったくりに遭った佳澄を助ける。目が見えないと話す佳澄を放っておけない千夏は近付くべきではないと思いながらも、彼と距離を縮めることになるが…。暗闇にとらわれた二人がお互いの孤独を溶かしてゆく、救済の物語。◆収録内容◆「君の夜に触れる」1~5話/単行本収録描き下ろし9P/あとがき/特典(おまけ漫画1P)※「特典(おまけ漫画1P)」は紙コミックスの応援書店にて配布されているものと同様のものが収録されています。
殺せない殺し屋×盲目の青年「本当の俺を知ったら…きっとあんたは失望する」殺し屋一家に生まれ、闇の中で生きてきた千夏は過去のトラウマから未だ人を殺められずにいた。目の前で兄が死んだ時、手を差し伸べてくれた少年。その光景が、今も焼き付いて離れない――…また同じ悪夢を見た矢先、千夏は偶然あの日の少年・佳澄に再会する。目が見えないと話す佳澄を放っておけない千夏は思いがけず彼と「友達」になることになるが…一族の呪縛に苦しめられる千夏と盲目でありながら明るく純粋な佳澄。暗闇を生きる二人の孤独を溶かす、救済の物語。