「君は相当に淫乱なメス犬だね。1から教育し直さないといけないな」冷ややかに言い放つ薄い唇が弧を描く。見下すような視線にさゆみの理性は吹き飛び、体は淫らに反応してし絶頂を求めて東郷部長の言いなりになってしまう。東郷部長の歓迎会の夜。酔ったさゆみは「セックスでイッたことがない」という悩みをつい東郷部長に打ち明けてしまう。そのまま飲みすぎたさゆみは記憶が途切れ途切れで、気がつくとホテルのベッドの上で東郷部長に後ろから激しく突き上げられて夢中で腰を振っていた。体から始まった関係に戸惑いながらもさゆみは快楽に勝てずに東郷部長のテクニックに溺れるも、心の隙間を埋めたくて、さゆみに恋する年下の男性とも関係を持ってしまい……。
「私の言うことを素直に聞けるようなM男になれないのなら必要ないの」信販会社のOL・片山美羽は週末になると『M』の属性の男性との出会いを期待して、いろんな店を飲み歩くのを楽しみにしていた。そしてある店で、眼鏡をかけたエリート・滝野絢斗と出会う。長身スリムで、どこか子犬のようなかわいらしさのある風貌。美羽はひと目で絢斗が『M』の属性を持ち、調教されることを望んでいることを見抜き……。「ケイちゃんはワンコちゃんだから、まず、お洋服を脱いでみましょうか」美和に言われるがままに黒い首輪を受け入れ、ストッキングに足先をそっと入れる絢斗。自分好みの愛犬に育ててゆく楽しみに浸りながらも、美和は絢斗を『男性』としても愛し始め……。初心者M男とドSな女王さまの調教LOVE。