【第一回八咫烏杯受賞作】お店の裏口から見える「あの門」には神様が棲んでいて、ピカピカと光を放ちながら、こちらの様子を見ている。ある霧が濃い日、門の中から神様が出てきてしまった。(ハルタ86号)
若くして即位したファスラン王は、数多の妾をよそに、ただ一人の女性を選んだ。彼女だけを愛し続けた王だったが、その幸せは儚くも短く終わりを迎える。残されたのは、愛する彼女の "慣習"だけであった――
超能力テレポートが使えると噂の君村。しかし、制限は厳しい。風が吹いていないと使用できず、風速1メートルにつき1メートルしか移動できない。地味過ぎる能力にクラスメートは興味を失うのだが……!?
本を探しに人里に降りてきた希少種族のオーク・オルガ。偶然、本好きの少年ナホホに出会うのだがーー……!?