「次にくるマンガ大賞2022」ノミネート! 高校卒業以来、一度も会うことのなかった武田と有田。ある雨の日に一匹の猫を拾ったことから、二人の関係は変わり始める。恋愛感情とは違う。一緒に暮らす理由もない。でも、君の隣は心地がいい。そんな気持ちに向き合い、二人が出した答えとは――。自分たちだけの関係を模索しながら生きる人々の日々を綴った物語。
ずっと三人でいられると思ってた。かつて藤木光太郎と親友の梶原は、冬子を巡り奇妙な三角関係にあった。だが、その関係は突然終わる。梶原が姿を消したからだ。何故、梶原は消えたのか。妻となった冬子は、本当に自分を愛しているのか。中年を迎えても苦しむ光太郎だが、故郷での思いがけない出会いが、彼を青春時代へと連れ戻す。世代を超えた三角関係を描く、大人のためのジュブナイル。
少年は大切な言葉を言えずに故郷へと帰る。人生を紡ぐSFヒューマンドラマ。(コミックビーム2021年8月号)